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Day 3. 自然の循環に身を任せる

お勉強3日目、なんとなく自然科学について理解を深められている気になっているい。
しかし、面と向かって「エネルギーとは何ですか?」と問われるとなかなか答え方がわからない(ちなみに「仕事をする力」だそうだ)。
テストの出題形式が記述形式だったら、かなり怪しい雲行きである。何かヒントがないかとテストに関するメールを読み直したりGoogle検索したりしたけど、こんなことに時間費やすより一所懸命勉強した方が効率いいわと思い直した。

えーん。今日も"Living in the Environment"のebookを開きます。

Chapter 3: エコシステムとその働き

エコシステムってよく耳にするけど、いったい何のことなんだろうね。
第三章のラインナップはこんな感じ。

3.1 How does the Earth's life-support system work?
3.2 What are the major components of an ecosystem?
3.3 What happens to energy in an ecosystem?
3.4 What happens to matter in an ecosystem?
3.5 How do scientists study ecosystems?

一言でいえば、エコシステム(生態系)は「生物と無生物からなりたつエネルギーおよび物質のシステム」のこと。このシステムは、動植物や水・空気といった各構成員が複雑に作用しあってできている。

生物としての人間の立ち位置

エコロジスト(生態学者)は科学的に自然を読み解くために、それぞれの構成員を区分して、名前をつける。例えば生物だったら「生産者・消費者・分解者」に分けられて、その中での食物連鎖や共生といった関係性を観察していく。ちなみに人間は「消費者(consumer)」で、「雑食(omnivour)」の動物だ。

有名な食物連鎖のピラミッドでは、人間はどこに位置しているんだろう。

この図にあるもの全部食べるって意味では「三次消費者(Tertiary Consumers)」より上の頂点に置くこともできるけど、狩猟採集民としてのヒトは「二次消費者(Secondary Consumers)」ともいえるし、農耕民(もしくはビーガン)としてのヒトは「一時消費者(Primary Consumers)」ともいえる。

わたしが自然界に一人投げ込まれたら、およそ一次消費者、たまにラッキーパンチで二次消費者、みたいな感じだろう。いや、農耕ができる自信がないので、正直自然界で生きていける気がしない。でも何も生み出せないので「生産者(Producer)」にはなり得ない。熊に襲われたらすぐ死ぬ。よわ。

自然界に「ごみ」はない

自然界では、全てのモノ・エネルギーは消費・循環していくので「無駄なもの・ごみ(waste)」というものは発生しえない。
一方で私たち現代人は食品から人工物まで、とにかくごみを出しまくっている。物質的なごみだけでなくて、二酸化炭素や汚染物質なども地球の自然治癒力を上回って排出してしまっている。ということはずっと前から明らかになっているけど、私たちはまだこの課題に対する答えを見つけ出せていない。今は保留状態で、「まだ大丈夫」とごまかしながら生活している。

自然の法則とは異なる方法で栄えようとしても、長続きしない。なぜなら、人間はあくまでも自然の中で生きているからだ。処理がしきれないままごみを出し続けていたら、衛生環境が悪化して住む場所がなくなったり安全な食にありつけなくなってしまう。

ところで人間の繁栄っていうのは、何なんだろう。種の繁栄って意味だったら、十分成功している。たまにウイルスにやられることもあるけど、ここしばらくは他の生物を圧倒して栄えている。
「より良い生活」を実現していくって意味だったら、これは際限のない話だ。人間は欲深い生き物だから、いつの日にかバランスを崩して自滅していくだろう。

「やだー、自滅したくない!」
そんな時想起すべきは、私たちは自然の一部に過ぎないということ、そして、それなりに振舞うことだ。循環の一部になって生態系全体として繁栄できたら、安心して人間の営みを行い続けることができるだろう。そんで、死ぬときは死ぬ。

今日はこの辺にしよう。また明日。

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