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ひさびさのジャパン

こんにちは、りさです。
実は、昨日より一時帰国しています。
留学してからはじめての、1年半ぶりの日本。
オランダからの帰国は7日間の隔離が必要になるので、昨日より政府指定のホテルに滞在しています。時差ぼけがちょっとつらい。

今はコロナの影響で、帰国までかなり時間がかかるようになっています。でも、ちゃんと帰国することができました。とはいえ、ちゃんと渡航できるか不安な気持ちは最後までありました。PCRで陽性だったらどうしようとか、書類の準備はこれでいいのかな、とか。渡航や隔離の情報はネットにあふれていますし、わたしもとても参考にさせてもらいましたが、それでも心配は尽きず。

これからオランダから日本に渡航される人の参考になればいいなと思い、どんな感じの渡航だったか記していきたいと思います。基本的な情報は厚生労働省のWEBサイトなどでしっかりまとまってますから、この記事ではわたしが不安だったことについて詳しく書いていきたいと思います。
あくまで2月9日~10日の個人的な体験に基づく記録なので、最新情報は適宜確認してくださいね。


渡航前

私が一番参考にしたサイトは在オランダ日本大使館のWEBページです。適宜最新情報に更新されており、しっかり情報がまとまっています。必要な書類や手続きはこちらを参考にするといいかなと思います。

PCR検査は、大使館が勧めるユトレヒト(Bunnik)のテストサイトで、出国の2日前に受けてきました。ちょっと高かったんですが、ちゃんと日本政府指定の方法・書式に対応してくれたし、結果の出るスピードも速かったし、親切なスタッフが対応してくれたので、ここにしてよかったなと思います。

渡航前にコロナにかかっちゃった場合

このPCR検査、わたしは結果が出るまでけっこう心配でした。というのも、帰国を計画していた5日前、1月半ばにコロナにかかってしまったので。なにが問題かというと、一度罹患すると、症状がおさまり他人に感染するリスクがなくなっても、PCR検査で平均4~8週間ほど陽性が出続けるというところです。いつ帰れるかなあと漠然とした不安を抱えながら、4週間が経った時点で再びPCR検査を受けて、陰性になったのを確認しました。それから改めて日本行きのチケットを予約したわけなのですが、何かの間違いでまた陽性反応が出たらどうしよう、とけっこう気を揉んでいました。

個人差があるのでなんとも言えませんが、帰国直前にコロナにかかってしまい帰国を先延ばしせざるを得なくなった場合は、4週間後を目安に一度再検査してみるといいかもしれません。現在の入国規制のままだと、PCR陰性結果が必須ですが、ワクチン接種や治癒証明は有効ではないので、残念ながら陰性が出るまで待機することになります。心を強くして待ちましょう。

証明書はコピーで大丈夫

陰性証明書は原本じゃないといけないのかしら、と心配していたのですが、結果的にコピーで問題ありませんでした。原本を取りに行くとなると片道1時間くらい自転車を飛ばさなくてはいけなかったので、必要じゃありませんように!と祈っていました。厚生労働省は、書式はデジタルでよいと説明しているので、つまりコピーしたものでも大丈夫ということなんですね。

ここで小さなトラブルが。なぜかPDFの証明書を印刷すると真っ白になってしまうのです。日本語がインストールされていないとかそんなエラーが出ていましたが、理由ははっきりせず。いくらいじっても白紙が出続けるので、PDFをjpeg画像にすることで強行突破しました。

この画像化した証明書をカラーコピーしたものを、念のため2部持っていきました。PDFを印刷するよりも少し画質が落ちていたと思うのですが、問題なく受理されました。デジタルでもいいそうですが、すぐ取り出せる紙媒体が便利だと思います。

ちなみに、日本⇔アムステルダムの飛行機での往復に際して発生するCO2排出量は、推定「2.6トン」とのこと(こちらで計算)。以前の記事でオフセットの仕組みややりかたについて紹介しましたが、今回も前回と同じwebサイト"The Golden Standard"で3トン分のオフセットをしました。これで完全にオフセットできるわけではないにしても、何もしないよりはましだと思っています。

渡航中

ブリュッセル→成田のANA便でしたが、週の真ん中ということもあるのか、乗客はたったの10名ほど。フライトはほとんど時刻通りで、3列ぜいたくに使って眠ることもでき、映画も3本観て、快適な空の旅でした。食事はベジタリアンミールを頼んだのですが、スパイスが効いたクスクスやひよこ豆のサラダなど、おいしくいただきました。

夜ご飯のクスクス&スパイシーカレーみたいなの

空港にて

日本に到着後、乗客が少なかったのもあってか、5分ほどで飛行機から降りることができました。係員の指示で、検疫・検査のためのステップに進みます。ここで事前に用意した書類が必要になってきます。各書類の確認や隔離の案内などで、7つくらいの島を回っていきます。スタッフは十分な数で対応も慣れていたので、このあたりは流れ作業でかなりスムーズでした。検査結果を待つ席に案内されるまで、1時間くらいだったかなと思います。

ただ、ここからが長かったのです。1時間くらいで呼ばれるかしらと思いながら、なんだかんだ待つこと計3時間半。他の同じグループの方たちはとっくに呼ばれている中で、よくわからないままぽつんと待ってるのは少し不安でした。Netflixのシリーズ"Unbreakable"を一気見していたので、そんなに苦痛でもなかったのですけど。けっこう笑わされました。時間がかかった背景にはきっと、ホテルの手配なりなんなりたくさんの手続きがあったのでしょう。暖かいwifiのある場所で待機できただけありがたいのかもしれません。

ようやく番号を呼ばれてからも、出国の手続きやバスの到着待ちなどで、さらに1時間ほどがかかりました。到着が16時前で、出国できたのは21時半ごろ、ホテルの部屋についたのは22時過ぎでした。隔離先は成田の近くのホテルでした。数時間かかるような遠い場所になる場合もあると聞いていたので、これは幸運だったなと思います。バスに乗るために外に出ると、しんしんと雪が降っていました。

部屋に入って、身の回りを整えて、お湯につかりました。久々のお風呂、気持ちがよい。あと、夜ご飯のお弁当の白ごはんがおいしかった。ふつーの冷えた飯でしたが、日本の米はうまい、としみじみ。

とまあ、入国までの流れはこんな感じでした。ひゃー疲れた。こりゃあ手続きするスタッフの方たちも、帰国する人も一苦労だ。みなさんお疲れ様です。

6日間の隔離生活

今日から数えて6日間、このホテルの一室で過ごします。ホテルにいながら一歩も出れないなんて、こんなことって初めてだわ。でも、健康に過ごすためには何の問題もなさそうです。ちょっと古くて小さめだけどとても清潔だし、タオルもあるし、ご飯もちゃんと3食配膳してもらえるし。運動も最低限できるし。プラスチックごみが多いのが気になりますが、衛生面とオペレーションが最優先ですから、仕方がないなと思います。

ちなみにご飯はベジタリアンをお願いしました。おかずは「野菜」!!!って感じで、ふつうのお弁当よりはちょっと物足りないのかなと思ったりしますが、お肉なしのオプションが選べてありがたいなと思っています。ただ、昨日の夕食のお供に、ばっちり魚介エキスが入ったカップの味噌汁がついてきたので、100%ベジタリアン対応なのかはちょっと疑問です。わたしは魚介類はたまに食べるので、おいしくいただきましたけど。


窓から見える林の色合い、落ち着いた青空と雲が、日本に帰って来たなあと実感させてくれます。ジェットラグにやられて寝ぼけ眼でしたが、ようやく目も覚めてきました。修論をすすめたり、いろんな計画をせねば。この期間を利用して、今しかできない有意義なことをしたいなと思います。

もし渡航に関してなにか質問があったら連絡してくださいね。あと、日本にいるみなさん、会いましょう。
みなさん、健康第一で!


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