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アイルランドからドイツに移って感じた大きな違い

みなさんこんにちは!LISAです。

以前住んでいたアイルランド、首都ダブリンをこよなく愛し、ダブリンを第二の故郷と勝手に思っている私ですが、ドイツに住んでから1年が経ちました。
同じヨーロッパでも国民性や社会、文化が全く異なります。日本にいると、日本と海外(日本以外の国)で話が片付けられてしまうことが多い、また海外=アメリカ的な雰囲気が強いのではないのでしょうか。

今回、私がアイルランドからドイツに移ったことで感じた主な違いを簡潔に書いていきたいと思います。本当はもっとたくさんありますが、今でも感じていることを特に。笑(あくまで個人的な意見です。)将来的に海外移住や留学を考えている方にとって少しでも参考になれば良いかと思います。
周りにもアイルランドからドイツに移った人って、自分以外中々聞いたことがないのでご参考までにどうぞ。

アイルランド人とドイツ人の基本的性格の違い

以前の記事でアイルランドのことを紹介した際にもお伝えしましたが、アイルランド人(以下アイリッシュ)は本当に陽気でおしゃべりです。
初対面だろうが、友達だろうが、ベラベラたくさん喋って、ゲラゲラ笑ってっと言うのが多いです。笑

初対面の人にでも臆せず話せるのはとても第一印象としても良いですし、その後の友人関係も発展しやすいです。

アイルランドには、中南米からの移民の人たちがたくさんいます。(特にブラジル)また「類は友を呼ぶ」のか、彼らはラテン気質を持ち合わせていますので、アイリッシュと似て、陽気でおしゃべりな人が多いです。ホームパーティーをすれば、ラテン音楽を流して、喋って、踊って、お酒を飲んでと言うのが日常です。(私の性格上、とても楽しかった!)

それに対し、ドイツ人はその真逆で初対面の人と最初からベラベラ話したりすることは少ないかと思われます。

他の国からドイツに来ている移民(例えばトルコなど)やその他ヨーロッパ諸国からの人たちはあまりそういう傾向はありません。個人差はありますが、フランスならフランス人らしさ、イギリス人ならイギリス人らしさ、スコットランド人ならスコットランド人らしさがあります。

どちらかと言うと、ドイツ人はパーティとかでも最初に会ってもあまり自己紹介などもすることは少なく、すでに知っている友達とずっと話しているイメージが強いです。目も会う事も少ないので、シャイなんでしょう。

ドイツでは、どちらかと言うと「個」を大事にする印象が強いです。
パーソナルスペースを重視する印象が強いですし、あまり深入りをしてきません。個人的に思うのは、ヨーロッパ大陸の人たちの方がこの印象は強いような気がします。(イタリアやスペインは別だと思いますが)

数年前、少し滞在していたイギリスでも、バスを待っている間に毎日会う人(全く知らない人)と「Hi, Morning」と挨拶したり、今日の天気はどうだ、こうだと知らない人と話してたことがありました。その点はやはり、天気がコロコロ変わるイギリス、アイルランドならではの特徴なんだと思います。

ドイツに来た初めの頃は何故、初対面なのに名前も聞かない、挨拶もしない(こちらがしようとしてもその隙を与えない)のだろう、この人たちは!と少し腹立たしさを覚えることが多々ありました。笑

まあ、これも文化の違いなのだろうと思い、今では慣れましたが。

アイルランドでは人と会えば、自己紹介、どこから来たの?何しているの?と質問し、絶対に挨拶しないなんて有り得なかったので、大きなカルチャーショックでした。処変われば、人も変わるとはこう言うことなんですね。

ただ、よく言われるのはドイツ人は仲良くなるまで時間がかかるけど、一旦仲良くなってしまえば、グッと距離が近づき、ものすごく仲良くなると言われています。
まだ、ドイツ人の友達と呼べる人は2人くらい?(少ない)ので、まだこれは分かりませんが。もう少しドイツ人とも、仲良くなりたいなと思うこの頃です。やはり、住んでいる国の友達を作った方が、その国の文化、慣習理解は深まります。

日本人も比較的シャイと言われますが、日本人の方が初対面の人に対しても、興味を持って話しかけに行くことが多いのかなと思います。笑


「郷に入っては郷に従え」
どちらが良い悪いではなく、自分がどれだけその国に順応、適応できるかだと思います。それを踏まえて、各々の好みだと思います。

それぞれの国にあった文化、雰囲気に馴染んでいくのでしょうね。
日本にいる外国人が日本人らしくなっていくのも同じようなことなんでしょう。


アイルランド(イギリスも)はキャッシュレス社会、ドイツは現金社会

アイルランドではキャッシュレス化がとても進んでいます。スーパーから、1ユーロ(125円ほど)以下の買い物をする時でさえ、ほとんどの人がカードを使います。ここで言うカードとはクレジットカードではなく、銀行から即引き落としのデビットカードです。

イギリス、ロンドンをもこよなく愛し、ロンドンにも年に何回か行きますが、イギリスもまた、アイルランド以上にキャッシュレス化が進んでいます。アイルランドはEU加盟国なので、ユーロを使っていますが、イギリスはポンドなので、外貨両替をする必要があります。ですが、実際、両替する必要はありません。むしろ手数料取られてもったいないくらいです。ロンドンでは現金全く所持せず行けます。つまりは現金ゼロ状態。コロナ前最後に行った際は、本当に現金ゼロの状態で行きました。(ズボラな性格の上、両替めんどくさいという理由もあり、カードあればなんとかなるだろうという考えで)よく行くイングリッシュマーケットでは「NO CASH」の所も増えています。

新しいもの好き、ITが大好きな私にとっては、アイルランド、イギリスのキャッシュレス社会は本当にありがたかったです。大きな財布を持つ必要がなく、お金を直接触る必要もなく(わりかし潔癖症なので、お金はあまり触りたくないのが本音)スマホにカードを読み込んでしまえば、スマホだけでも生きていけます。念のため、カードとスマホ両方持ち歩きますが、、

よく盗まれたら終わりじゃない?と言われますが、1日あたりの限度額、引き出し限度額も設定できます。また何かあった際はすぐにカード会社に連絡すれば、被害は最小限に抑えられます。
ですが、大量の現金を持っていて、盗まれた場合、それはもう返って来ませんから、私個人としてはカードの方が断然安全だと思います。

ドイツは日本と似て、かなりの現金使用国です。
他の周辺ヨーロッパ諸国と比べたら、はるかに現金を使用している人が多いと思います。カードを使えない所もたまにあるので、現金を引き下ろしたりする必要があります。クリスマスマーケットやトラムなどでもカードが使えなかったりするので、暮らし始めた当初は戸惑いました。

ヨーロッパは比較的日本より、セキュリティ面も含めて、カード社会の国が多いのですが、ドイツは驚くほどに現金社会です。

ただ、コロナ以来、直接接触を避けようと、カード使用も増えてきていると思います。

ドイツに来る予定のある方、ぜひ現金もある程度、持ち歩いてくださいね!(まあ私以外の大概の人は基本的に持ち歩いている方が多いとは思いますが笑)

やはり一番感じたことは、人が全く違う!と言うことです。アイルランドのフレンドリーさに慣れすぎてしまったせいか、それがベースとなり、来た最初は戸惑ったこともたくさんありました。また、フレンドリーなダブリンに帰りたい!と何回も思ったことも多々ありましたが、今ではこのドイツの文化にもかなり慣れ、とても心地よく過ごしております。

少なくともアイルランドもドイツも同じヨーロッパ圏内なので、同じスーパーがあったり、チェーン店があったり、その他社会システムに順応するのはとても簡単で、どこも住めば都だな〜って思うこの頃です。

どこの国も良い悪い点はあると思うので、自分がどれだけ順応できるかがポイントなんだなと思います。

やはり、ドイツはヨーロッパ中での先進国ということもあり、やはりシステムや物の充実度だったり、生活のしやすさは抜群だと思うこの頃です。

後々ドイツ生活のことも書いていきたいと思います〜。

それではまた!

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