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レコードプレーヤーを買いたい人の話。
なかなか、お金が貯まらない。
週2でバイトをしているだけの学生なので、ある程度仕方ないけれど。
そのなかで、月3000円ずつ貯金しようと思い立った。(できるかちょっと心配)
理由は、レコードプレーヤーを買うため。
サブスクが主流になって、CDが売れなくなってきた時代だ、とよく言われる。
実際多分そうなんだけど、実はその流れに逆行するように、人気のアーティストが意外とレコードを出しているのは知らない人も多いんじゃない?と思っている。
私が最初に買ったアナログ盤はマカロニえんぴつだし、
実物は見たことないけどあいみょんやAdo、藤井風とかも出してるらしい。
タワレコの店頭では星野源も見たことがある。
ちなみに私も、竹内アンナがレコードを出した時はサイン入りのを注文したし、
今度sumikaもアナログ盤限定のアルバムを出すから(つまりレコードでしか聴けない新曲がある、、、!)もちろん注文してある。
あと、ネットで調べるとどうやら大学生にレコードが流行ってるらしい。(知らなかった)
好きなアーティストが出してるから、というのはもちろんあるのだろうけど、
売れる確証をもって作っているハズで、他にもきっとこの世代に今レコードが好かれる理由がある。
理由を2つくらいあげるとすれば、
逆に目新しいから。
時代の流れの速さに逆らってみたいから。
かなぁ、と思う。
今の私たち大学生世代にとって、レコードや、レコードプレーヤーは未知の存在だ。
物心着いた時にはCDプレーヤーが主流になっていたから、家にそもそも無いか、奥にしまわれているものだった。
だから昭和レトロ再発見、いや私たち世代にとってはむしろ新発見、といった感じ。
だからレコードとか、レコードプレーヤーそのものにアンティークに感じるみたいなロマンを感じたりする。
レコードって、逆に新しい。
もうひとつ、今はすごく全ての流れが速い。
頑張ってしがみついておかないと、情報を追わないとすぐについていけなくなる感覚がある。
音楽にしても、サブスクがあるから、
つまみ食いならぬ「つまみ聴き」をする。
各方面に対して、立てていた方がいい(と思われている)アンテナが多すぎなのかも。
色んなものを味見できるこの環境はとても素晴らしくて、私もサブスクは毎日使うし、移動中もよく音楽を聴く。
でも音楽がものすごく好きだからこそ、やっぱり自分が好きだ、と思えるアーティストは、深掘りしたいと思ってしまう。
休みの日にコーヒーを淹れて、
あるいは忙しかった1日の終わりにハーブティーを飲みながら、
お気に入りのレコード盤のケースからあの半透明の袋を取りだし、
傷つけないようにその中からレコードを取り出す。
そっとプレーヤーに乗っけて、位置を決めて針を落とす。
レコードが回る。
すこしくぐもったような音が聞こえてくる。
この一連の「面倒な」流れを楽しめる余裕を、無意識かもしれないけど求めているのかなぁ、なんて。
ちなみにレコードプレーヤーを買うのは、初めてではない。
実は一昨年の春に買った。
1万円くらいの、ほぼ最安値のやつ。
すごく嬉しくて、タワレコの隅のアナログ盤コーナーに通った。
ビートルズの伝説の武道館公演のライブ盤も買った。
親からも、アリスとかRCとか、昔のレコード達を譲り受けた。
で、壊れた。
回らなくなった。原因は分からない。
いろいろ調べてみたし、中を開けてみようとしたけど、開かなかったし、泣く泣く諦めた。
だいぶ悲しかった。
京都の新風館に、よく行く雑貨屋さんがあって、そこの仲良しの店員さんに、
「かくかくしかじかで、、、レコードプレーヤー壊れちゃったんですよ」と、ぼやいた。
自分もめっちゃ安いプレーヤーを買った、というその店員さん、なんと3万円のやつを買ったらしい。
んんん、相場はそんなもんなのかなぁ、、、(遠い目)
次はもう少し奮発して買って、丁寧に使ってちゃんとメンテナンスもしないとなぁ、と思っている。
何に使うか、の具体的なイメージがあれば、貯金頑張れるかなぁ。頑張ろう。
来年の今頃は、レコードプレーヤーと共に穏やかな日々を過ごしているといいなぁ。
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