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小学校の先生の事を思い出した朝の話
受験シーズン真っ只中らしい。
大学も通い始めて4年経って、受験はだいぶ昔の話になってしまった。
これから待ち受ける試験は沢山あるけれど、国家試験は「入学試験」「受験」という感じでも無さそうだし、病院のマッチングは大体夏だし、、、
次に冬の受験シーズンを肌で感じるのは、いつか子供を持った時かもしれない。
こんな事を考えたのは、昨日の朝のFM802で「受験生に送りたいGReeeeNの曲トップ3」をやっていたからだ。
毎日6時台にやっているこのトップ3企画、リスナーの投票で決まるもので、アーティストやテーマは日替わり、というなかなか飽きない仕組みになっている。
(ちなみに昨日は3位がキセキ、2位が歩み、1位が道、だった)
GReeeeN。
今もずっと活動しているけれど、大ブレイクしていたのがちょうど小学校高学年~中学生の前半くらいだったので、懐かしいなぁ、と強く感じる。
中学生あるあるみたいな恋愛ごっこを繰り返しながら聴きまくっていた、
「オレンジ」「雪の音」あたりも懐かしくて大好きだけれど、もっと遡ると小学校のとある先生の事を思い出す。
初めてGReeeeNを教えてくれた先生だ。
4年生から6年生まで担任をしてくれた若い先生で、多分先生になりたてだったと思う。
型にはまり過ぎない、趣向を凝らしたアクティビティをたくさん考えてくれて、とても面倒見も良い先生。
私は小学校高学年当時、わりと面倒くさい子供だったと思う(ものすごく変わった子だった)し、対人関係もそんなに上手くいっていなかったけれど、先生はすごく向き合おうとしてくれていた気がする。
そんな先生は、HRの時に、自分の良いと思った曲を持ってきてよく教室で聴かせてくれた。
そして歌詞をクラス全員分コピーしてきて、みんなで歌ったり歌詞について話したりもした。
GReeeeNの、キセキ、歩み、扉。
かりゆし58の、オワリはじまり。
THE BLUE HEARTSの、TRAIN-TRAIN。
海援隊の、贈る言葉。
新旧入り交じった色んな歌を、歌詞を解説しながら教えてくれた。
子供心にもそれはすごく良い時間で、楽しみだったのを覚えている。
今でもやってたりするのだろうか。
小さい頃に覚えた歌って、ずっと覚えているものだ。
パッと流れた時に歌詞も口ずさめる。
そして久しぶりに聴いた時に、自分なりの歌詞の捉え方が変わっていて、心の成長を感じられる。
だから色んな曲を教えてくれたのって実は英才教育だった、、、?なんて考えたりする。
その当時覚えた曲がちゃんと自分に根付いているのを感じるから。
将来思い出した時のために、種を撒いてくれていたのかも。
頻繁には聴かなくとも、どこかで不意に流れてきた時にタイムスリップできる曲。
その頃に帰れる曲。
そういう曲があることが嬉しい。
曲がただの音の、言葉の羅列ではなく、思い出や教えてくれた人と結びついていることが嬉しくなる。
気付けばいつか 見える明日
どんな一歩も 無駄にはならない
大切な今 日々の中で
ただ胸張って 『歩み』続けよう
気付けばいつか 見えるはずさ
どんな一歩も 君になってく
大切な今 日々の中で
拳掲げて 『歩み』続けよう
「歩み」/GReeeeN
自分で言うのもなんだけれど、
実習やら音楽やらバイトやら、バタバタと毎日忙しくしていながらも毎日頑張って「歩み」続けられるのは、
背骨にこんな真っ直ぐな音楽が通っているからなのかも、と思った朝だった。
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