私と震災 : 普段からの備えと正常性バイアス
能登地震について、連日ニュースが報じられていますね。
そして具体的に何に使ってくれるのか?
そこを明らかにしているところに募金をして下さい。
よく考えずにここなら大丈夫だろうと、良かれと思って募金したものも、もしかしたら自らの懐に入れる不届き者も現れますからね。
お金が集まる時には残念ながら悪意のある人も活発になりやすいのが現実としてあります。
◆断捨離チャレンジを始めて分かった震災への備えの大切さ
旧暦のお正月、つまり来月までコツコツ断捨離を進めますが、最初は自分のためにしていた断捨離。実は防災のための配置替えをしたり、ものを減らすことで被害を最小限に収めるチャンスではないか?
そんなことに気づきました。
ベッドの横に鎮座する棚付きの幅の広い机。
棚が寝ている時に落ちてきたら?
ふと考えて怖くなり、まず物を減らして、棚を固定することにしました。
こんな気づきが生まれたのも断捨離という行動をしなかったら分かりませんでした。
対岸の火事ではなく、自分ごととして、もしも震災が起きてもいいように普段から備える。
これが大切かなと思いました。
◆迷惑な寄付とは?
この動画を見つけて、
・汚れたとても使えない古着
・期限切れの食品
・冷蔵庫がないため使えないなまもの
・レンジが必須の食品
前半2つは自分がもらったら嬉しいものではなく、
『ちょうどいいからいらないものを送ってしまえ』という迷惑行為ですね。
被災地はゴミ捨て場ではないので、これは個人の意識の問題だと思います。
後半の2つは、知識がないために起こったありがた迷惑といえます。
私も知らなかったので、物を寄付する時は頂いて嬉しい物、レンジがなくても食べられる物、冷蔵庫がなくても保存できる、保存期限が長い新しい物にしたいと思います。
というか、何を寄付すればいいかそもそもわからないのならお金の寄付が一番だと思います。
そしてそのお金を正しく被災地の何にどう使っているか?意識して寄付するのが大切です。
例えば、ロシア・ウクライナの戦争が長引いていますが、寄付するところを間違うと、武器に使われてしまうということも…
このような悲劇は避けたいですよね。
なのできちんと自分の頭で考えて、調べて寄付をする!思考停止で寄付をしないことですね。
有名どころだから大丈夫だろうとか、有名人がやってるから大丈夫だとか、そんなことはないですからね!
◆私も避難した時に辛かったこと
数年前に雨がひどく、川の増水で近くの小学校の体育館に避難したのですが、何が辛かったか具体的に申し上げますと、
・プライバシー皆無
・子供が走り回っていて床がガンガン響く(親も諦めているのか何も注意しない)
・夕飯で配られるのが、缶に入ったパンで冷たい物のみ
・床が硬くて冷たくて寝転がると寒い
・場所取りを間違えるとめちゃくちゃ見られる
私はたった半日も経たないうちに根を上げました。その日の深夜に帰れてどれほどホッとしたでしょうか。
被災地の方々は、どれほどしんどいだろうと思いました。
これも避難というものを我が身で経験しないと分からないことでした。
だから、せめて気心の知れた人たちと…と、ビニールハウスに避難する方がいるのも、避難所ではくつろげないというお気持ちが痛いほど分かりましたし、しかしビニールハウスは夜は極寒になるので低体温症が心配です。
◆2011年の東北大震災から作られたもの
組み立てるだけでできる段ボールハウス。
外用のものもあるそうです。
どちらも簡単に組み立てられ、人に見られたくない着替えや、授乳、あとは暖を取る時などに活用されているそうです。
プライバシーがない&寒い&冷たい食事しか出ないのが私がたった半日避難してとても辛かったので、この活動の寄付先を教えてほしいと切に思いました。
◆最後に正常性バイアスの危険性について
もし災害が起こったとしても、なぜか私だけは大丈夫だという考えが皆さんそれぞれ大なり小なりあると思います。
これを正常性バイアスと呼びます。
災害が起こった時は、人間には自分の身に起こったことを軽く捉える思考の癖があると理解し、家の中に閉じ込められないよう、外に飛び出すか、ドアを開けましょう。
地震の時は、一番物が少ないバスルームへ逃げるか、机の下で一時避難して、揺れが落ち着いたら外に飛び出してください。
防災グッズは避難所に行ってから取りに行くぐらいでいいです。
防災グッズもお米の備蓄や、トイレットペーパーの備蓄を!
トイレットペーパーは本当に必要です!
普段から+1個買って備蓄して、困っている人に配るぐらいがちょうどいいですね。
私も断捨離が終わったら本当に必要な物を備蓄できるよう心がけたいと思います。
今回はめちゃくちゃ真剣に書いてしまいましたが、心が弱い方は、寄付などできることをしたら、必要最低限の情報だけ取り入れ、あとは遮断することも必要です。
心を壊してしまったらどうしようもないですからね。
自分の身と心を守る準備、被災地への寄付をしたら普段の生活ができることに感謝して、稼いでまた寄付できるよう頑張るぐらいの心持ちでいいと思います。
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