ブラックフライデーじゃなくて、ホワイトなの?!【デザイン分析】
ここ数年で浸透してきた大型セールの一つ、ブラックフライデー。
特に昨年11月末は、Amazonをはじめ、楽天やQoo10メガ割、UNIQLO感謝祭など、各社セールが目白押しで盛り上がっていましたよね。
私ももれなく色々とお買い物してました(笑)
ブラックフライデーの名のもと、世の中の販促物が黒色で賑わっていた中、逆張り戦略と言わんばかりに、おしゃれなデザインを見つけました!
今回は、FABRIC TOKYOのインスタ投稿で使われたデザインを私なりに分析してみたいと思います。
ケーススタディ #002
今回参考にするデザインは、オーダースーツブランドのFABRIC TOKYOが開催するプロジェクトの告知に使われたInstagramのフィード投稿画像です。
インスタの投稿が素敵だな~と思って取り上げてみたのですが、コンセプトを読んでさらに素晴らしいプロジェクトだと感銘を受けました!
ブラックフライデーで散財してしまった自分、ちょっと反省・・・(^^;)
気を取り直して、デザインをじっくり見ていきましょう。
デザイン分析・考察
・レイアウト
上下に分割したシンプルなレイアウトパターンです。
上段の風景写真が横長で広がりがある構図に対して、下段は寄りの構図となっており、その対比構造が美しいですね。
写真のトーンを合わせているので、別々の写真だけど、一枚絵のようにも感じられる仕上がりです。
・フォント
ベーシックなゴシック体を使うことで、伝えたいメッセージがスッと入ってくる印象です。
テーマが「WHITE FRIDAY」ということで、白色で統一されたテキストとなっており、「WHITE」のみを少し太くしてさりげなく強調しています。
レイアウトが横方向なのに対して、「その服に、会いに行く」というキャッチコピーが縦書きになっているので、良い意味での違和感となり、その部分に自然と目が行くデザインだな~と思いました。
・コンセプト
「価値があるのに眠ってしまっていた生地」を、適正価格でお届けするプロジェクトということで、生産工程にある糸の写真にフォーカスする写真が使われています。
また、ブランド名にもある都会的な「TOKYO」に対して、田舎を感じさせる自然の風景写真を見せることで、「会いに行く」感を演出しているデザインに思いました。
普段はスタイリッシュなビジネススーツの投稿が多い中で、柔らかなトーンの風景写真は異彩を放ち、フォロワーに注目してもらえる仕掛けになっているのかなと感じます。
まとめ
今回も素敵なデザインを見つけられて、とても勉強になりました。
あくまで、私自身の知識や経験をもとにした個人の見解・考察です。
実際のマーケティング戦略やデザイン意図とは異なる可能性が大いにありますので、その点はご容赦くださいませ…(^^;)
それではまた次回!
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