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英語が苦手でも外資系へ転職できるか?

英語が苦手でも外資系に転職できないのではないか。
転職する際に外資系というだけで避けてしまっている。
そんなあなたの不安が、この記事で少しでも解消されれば幸いです。


きっかけは姉のひとこと

「やるべきことをやっていれば、何も言われない」
今から20年前、外資系企業に勤務していた姉のひとこと。
私は当時、日本企業に勤めていてその言葉の真意はよくわかりませんでした。
「へぇ、いいね。でも英語ができないとダメでしょう?」
と張りのない声でたずねると、
「読み書きできれば大丈夫だよ」
といういう姉の一言に、私は「ふ~ん」とだけ返しました。
内心は「その読み書きすらできなんだよなぁ」と思ったものです。

それから20年経過した今、相変わらず英語は苦手なまま。
しかし外資系勤務歴は10年以上が経ちました。

そう、英語が苦手でも外資系へ転職できるのです。

外資系企業で英語不要なお仕事

当時勤めていた日系企業の社風は、正直に言って私にとってはすこし窮屈に感じていました。
なにをするにもチームや上司にこまかく合意をとらないと何もできず、
手すきの時間を利用して人の仕事を手伝うことはよい顔をされず、
別部門を巻きこんだ改善をしようとしても進まず、
もどかしさが日に日に強くなるばかりでした。

「やるべきことをやっていれば何も言われない」

もっと自発的に働きたいと考えたとき、この一言が頭の中でリフレインされ、徐々に転職を真剣に考えはじめます。

しかし外資系企業は全くの未経験。当時はメール対応すら難しい英語レベルです。
それでも実生活で使わなければ絶対に伸びることはない、と考えていました。ここは日本。ただ待っていても、英語を使える環境に身をおくことはできません。

そこで英語を学びながら、下記の要件を満たす求人情報に応募することを決意します。
 ①これまで積み上げた事務経験やスキルを活かすことができる。
 ②英語力を求められない。
 ③英語を使えるチャンスがある。
まずは学習したことをアウトプットできる環境を整えたのです。

1社目2社目は非正規雇用、以降正社員で勤務

その後の転職で2社目までは派遣社員として勤めました。
英語以外のスキルアップができる仕事を探していたため、
その時点では正社員にこだわらないほうがメリットがあったのです。

日々の業務の中で英語以外の経験も重ねながら、
英会話スクール等に通い、すこしずつ読み書きであればコミュニケーションがとれるようになってきました。
恐らく高校・大学受験で英語を普通に勉強していたら、不要なレベルの内容です。そのくらい苦手だったのです。

いよいよ3社目からは外資系へ、正社員として転職します。
多国籍な環境で、海外にいる同僚とメールでやり取りが必要になりました。
わからないことは調べながらコミュニケーションをとる日々が続きます。

この頃から「何とかなる」という感覚が感じられるようになってきます。
テキストで伝えるだけではなく、画像や図を使って意図をつたられることに気づきました。
不足している語学力を補う方法は、探せばちゃんとあったのです。
ふと、かつての言葉がよみがえります。

「読み書きできれば大丈夫」
「やるべきことをやっていれば何も言われない」

まるで視野がぱっと広がるようでした。
実際、その頃には平社員であるにもかかわらず、かなり自己裁量をもって働くことができるようになっていたのです。

この言葉をやっと自分で口にすることができるようなった頃には、
英語を再学習し始めてから5年以上経っていました。

現在はTOEIC800を目指して

TOEIC L&Rの点数を伸ばすことに、当初はそれほど興味はありませんでした。L&RのTOEICレベルと英会話力は必ずしも直結しないからです。

しかし会社から指示されて、2022年秋頃からTOEIC750を目指すことになります。
正直、かなりしぶしぶ開始したテスト勉強ですが、どうでしたことでしょう。
学習をしていく中で、
 ①語彙力が上がる。
 ②表現力が上がる。
 ③メールを書くスピードが上がる。
 ④シャドーイングのおかげでリスニング力が向上。
 ⑤会議での発言回数が増加。 
以上のような効果が出はじめたのです。
インプットした分、アウトプットができるようになったのです。
ようやく圧倒的にインプットが不足していたのだと自覚しました。

いまだに流ちょうに話すことはできません。
しかしつたないながらコミュニケーションがとれるようになりました。

私は要領が悪く、ここまでくるのに紆余曲折し10年以上もかかってしまいました。
世の中ではさまざまな学習方法がすいしょうされています。どれも即効性がありそうなものばかりで、心揺さぶられますよね。
しかし私のより道でわかったことは、当たりまえですが「基礎が大事」ということです。
だからこそ英語が苦手なあなたに伝えたいのです。
誰でも正攻法で間違いなくできるようになるのが基礎だということを。

充実したビジネス・ライフを過ごしていただくために


どんなに立派なお家を建てようとしても、基礎がなってなければ欠陥住宅になってしまいます。
英語も同じです。基礎が身についていなければ言いたいが途中で破綻してしまうのです。

言いたいことを正しくつたえることは、正しく伝えることとは異なります。
正しく伝えられれば基礎英語でも、英語が苦手なままでも、外資系への転職は十分可能です。

私は基礎までに5年以上かかったと前述しました。しかし実際に基礎を固めたのはたった2週間です。
外資系にかぎらず、あなたが新天地を広く検討したいのであれば、ぜひ英語を再学習してみてください。

あなたが最短ルートで、より充実したビジネス・ライフを送れることを願っています。

お読みいただきありがとうございました。

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