''アンチ"エイジング

年を重ねることを止められない。体が出す「老い」のサイン。この老いを受け入れることが出来ないと体と心とマインドが一致しなくなってしまいます。

私は真の美しさは自分との繋がりがあって初めて手に入れることが出来ると思ってます。

自分の心と体とマインドが一致していないと自分と繋がることが出来ない、ということは本当の美しさも手に入れることが出来ないのです。

私たちがまず体に老いを感じると、体その老いのサインを出していきます。そしてマインドが目に見える老いに反応します。ここでマインドが「嫌だ!」と反応していくとします、そうすることで次第に心も「老いが嫌」と反応していくのです。
ここで覚えておいてほしいのは私たちの心はマインドよりも物事を受け入れるのに時間がかか
るということです。

体は老いていく。マインドは老いを拒絶する。心は無の状態が続きます。

本来、三位一体であるべき。なのに体とマインドと心はそれぞれ違う思いを抱き、私たちは
自分を身に失ってしまいます。自分を見失った私たちは自分で自分が分からなくなり、自分のアイデンティティ(本性)を失うのです。

ここで老いを受け入れることが出来ると次第に今の自分を受け入れることが出来、三位一体の生き方に戻り自分自身を取り戻すことが出来るのですが、ここでの気づきを無視していくと次第にマインドが心にも老いを嫌だと伝えていきます。そうすると体は老いを表現しているにも関わらず、マインドと心がタッグと組み、老いを拒絶するという「老い」に対する強い拒絶反応が起こります。

こうなると自分の老いを強く否定しまうことになります。自分の自身のアイデンティティを失うどころか自分ではない人間になろうとしてしまうのです。本来の自分以外の人間になろうとするのは自分自身を見失うよりも恐ろしいことだと思います。

自分の手元にないものを追い求めいくのでいつまでもたっても完全に満たされることはありません。

例えば、皺のない肌が若さの象徴だと思っていることにしましょう。体は皺というサインであなたに「老い」を伝えます。その皺を見つけたあなたは…

ここであなたがその皺を見て「これも私が生きてきた証。私もよく頑張った!」と皺を受け入れることが出来ればありのままのあなたでも美しいと、自分と繋がっているあなたは皺にとらわれることなく今の自分として生きていけますよね。

しかしこの皺を見て、「皺なんて老いのサイン。どうしよう?」と皺を拒否してしまうと皺をどうにかしないといけないと皺を隠す行動をとるでしょう。高いクリームを買ったり、エステに行ったりして出来てしまった皺をどうにか消そうと必死になるでしょう。ここで誤解してほしくないないのは私は化粧品やエステを否定しているわけではありません。化粧品やエステに行く感情がネガティブな感情(皺はダメ!これを消さないとダメ!)であることに問題が出てくる可能性を指摘しています。

化粧品を買ってもエステに行ってもエイジングは止められないのです。だから今の現状のあなたを受け入れることが出来なければ、どれだけお金を使ってもあなたを満たすことは難しいのです。

その皺をクリームやエステで消すことが出来たとしましょう。もしまた新しい皺が出来たらあなたはどうしますか?

私たちの体は嘘つきません。でもマインドは私たちをだますことが出来るのです。そしてそのマインドに心をコントロールさせてしまうと真実を伝えいる体の声が聞こえなくなるのです。

世の中は「アンチエイジング」という言葉であたかも歳重ねることが「悪」のようなイメージを私たちに植え付けています。でも人間である以上、歳を重ねることから逃げることは出来ません。それが現実なのです。

10代、20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代、90代

それぞれの年代にそれぞれの良さがあります。

でも世の中がそれを良しとしていない以上は私たちは永遠にこの「アンチエイジング」の闇からは抜け出すことはないのかもしれません。

世の中にこの闇があるからこそ私たち個人が「ラブエイジング」、楽しく自分らしく歳を重ねるという光を持って生きることが大切なのです。

若さは武器といいますが、若さは盾なのです。そしてその盾は年齢と共に変わっていくのです。私たちの武器はどの年代でも「本来の自分として生きる」ことなんです。三位一体、自分と繋がるほど強い武器はこの世に存在しません。

ラブエイジングで自分らしく歳を重ねることを前向きに考えみてください。

と偉そうに書きましたが、40代の私は最近までは「若く見えます!」と言われることが大好きでした。そしてその言葉がモチベーションになり、次第にはその褒め言葉がモチベーションになりすぎてしまい、「若く見られる」ことを意識しすぎ「今の自分」を見失いました。

若作りは悪いことではないのですが、今の自分を受け入れることが出来ないままでの若作りは結果、自分を否定することと同じになるであると学びました。

私はもう手元にない、20代、30代の若さを求めて服装を選んだり、ヘアメイクをするたびに自分ではない違和感を感じ始めたのです。

体は40代、でもマインドが老いを拒否し、心も次第に体から離れ、自分自身を見失い、40代ではない自分になろうとしていた矢先に「自分のエイジングに対する恐れと拒絶」に気づきました。

エイジングと共に生きることは自分のマインドや心との格闘が出てきます。20代や30代では思いつきもしない悩みの種がどんどん出てきますから。

でもそれも人間である証。生きている証だと思えるようになった記念に書いたのがこのNOTEです。

エイジングは100人100色。

あなたはあなたらしく歳を重ねることが大切です。社会が作った美ではなく本来のあなたで生きることが美しい。

服装もヘアメイクも今の自分を隠すためではなく、今の自分を表現するためのツールとして使いましょう。

化粧品もエステも自分の何かを否定するためではなく、自分を受け入れるためにあるんじゃないかな?

少し難しいけど、こうなりたい‼︎という気持ちとこうなりたくない‼︎という気持ちのエネルギーには大きな違いがあると思います。

私は嘘偽りなく私らしく歳を重ねる、ただそれだけです💕

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