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10Xを退職し(今は)専業主婦をしています

(注)ここ2回ぐらい、エッセイ的な文章を書いていましたが、今回は半分ぐらい仕事の話、半分ぐらいは生き方の話みたいなもう少しかっちりした文章です

2021年4月に入社し、2年10か月ほど在籍していた10Xを、2月に入ってから退職しました。

今は、専業主婦をしています。
家事をして、お昼寝をして、気分が乗ったらチョコザップに行って、ファイナンシャルプランナーの資格の勉強をマイペースに進めて、
そしてお腹の赤ちゃんを愛でながら日々を過ごしています。

昨年6月に、会社のアドベントカレンダー企画で書いた「10Xで10xな働き方を模索したい30代のリアルな今」という記事から、いきなり状況変わってない?!
と思われる方もわずかにいるかもしれませんが、この記事の最後のほうに書いた一節に該当するときが思ったよりも早く訪れたのだと自分では思っています。

今後、もしかしたら会社と自分の目指すことが同じでなくなった時は離れることもあるかもしれませんが、どこであろうと、自分なりの10xな働き方を確立することを模索し続けたいです。

「10Xで10xな働き方を模索したい30代のリアルな今」

目指すところが、という話はまた書こうと思ったときに書くかもしれませんが、どちらかというと「自分なりの10xな働き方」について色々と考えた結果、会社を退職するという選択に至った背景について少し書き残しておこうと思います。

心身の健康への不安と会社員であることへの疑問

10Xに入社したのはコロナ渦真っ只中でしたが、外出、外食、出社など自粛が続く中でのストレスもあったのか、頭痛が出るようになりました。
そして、生理前後の不調も、30代に入り年々悪化するようになっていました。
生理休暇を使って、そして頭痛には鎮痛剤をたくさん使用してなんとかしながら仕事をしていましたが、先述のブログを書いた1か月後ぐらいに、本気で頭痛を治そうと思い頭痛外来に通い始めました。

まず鎮痛剤の使用をやめるところから始めましたが、その離脱症状の頭痛が長引き1か月仕事を休みました。
さらに、そこから片頭痛と緊張型頭痛を併発していたので双方に合わせた薬を試し、副作用にも悩まされながら、さらに1か月仕事を休んで徐々に自分に合った頭痛への対処法を見つけていきました。

その頃から、今の自分は心身の健康上の不安を抱えながら会社員として働くことが本当に正解なのだろうか、
そもそも、過去にも数か月単位で仕事を休んだり色々とあった自分は一つの組織に属す働き方があっているのだろうか、
と考えるようになりました。

急に動き出す人生と、出会った本たち

頭痛治療に専念する期間を終え、会社に復帰したころ、また人生が急速に動き出しました。

自分の体調が整っていないし、夫婦の年齢も少し高めなので時間がかかると思っていた中、妊娠していることがわかりました。

また、もともと計画していたマイホーム購入計画を具体的に進め始めたため、ライフプランについても色々と考えるようになりました。

人生が動き出すような時期はよく本に助けを求めたり、深く内省することが多いのですが、今回もいくつかの本からヒントを得ました。

4冊目は今まだ読んでいる途中です。

それぞれの詳しい内容について触れることは今回はしませんが、私個人がここ数か月でたどり着いた内容は下記の通りです。

  • いつか、じゃなくて今、自分の家族(特に夫と、大切に産んで育てたい自分の子ども)と素敵な時間を過ごしたい

  • 自分を含めた家族の健康、そして一緒に過ごす時間のためにある程度経済的に余裕のある生活は保ちたい

  • 正直なところ、一日8時間も「労働」したくない

  • 「労働」については、自分では何ともできない変数を極力減らしていきたい

  • 少なくとも出産までと乳児期の育児中は、個人事業主として働いて、家族を何よりも最優先したい

「労働」と書いた内容は、私の中ではいわゆる「ライスワーク」と呼ばれるようなものを想定しており、「ライフワーク」だと思えることにはいくらでも時間を費やせるのではと思っています。

この二つの違いについては、こんな記事がありました。

基本的に、仕事を減らせる人、どんどん楽することを考えられる人に新社会人時代から憧れがあり、「働かされる」ことがとても嫌いな怠け者だと自己認識しています。
それを分かっていながら、仕方なく残業したり、好きではないことをやり続けることに多くの時間を費やすのを、これからの人生では可能な限りやめていきたい、と勝手ながら思っています。

仏教系の厳しい幼稚園に通った影響なのか、家系的なものなのか、民族的なものなのか、どうも我慢を美徳としてしまう自分の心と、上記の自分の本性は相反するところが大きいです。

ただ、自分が心からやりたいと思うことに向かっているときの方が楽しいし物事は前に進みやすくなるので、そうしたことに時間が割ける人生にしていきたいと強く思います。

自分のわがままを実現するために

8時間も労働をしたくないと言ってしまいましたが、仕事をしたくない訳ではないです。(むしろ、最近様々な経路でお声がけいただいている方にはとても感謝しています)

ただ、「ライスワーク」をするならば、可能な限り時間単価を上げたい、そのためには自分のこれまでの経験を存分に活かしたい。

そして、自分の「ライフワーク」は何かなと模索する時間と心の余裕はどこかで持っていたい。

と考えています。

「ライフワーク」は何なのかというヒントは、大学院生時代にたどりついたIT×英語×教育×農業、に限りなく近いところだとは思っていますが、まだ答えはありません。
最近やりたいとちょこちょこ話している養蜂なのかもしれませんし、違うかもしれません。

「ライスワーク」については、先日夫に言われてはっとしたのですが、時間単価を上げるなら、英語得意なんだし日本より賃金が高い国から仕事を請け負えばいいんじゃないの?と気づきました。
まだほとんど何も調べてもいないですが、たとえば日本にいながら、時差の少ないオーストラリアから仕事って請け負えるんでしょうか。

詳しい方いらっしゃったらぜひ教えてください。。

外貨を稼ぐ夢はさておき、6月ごろに無事出産を終え、順調にいけば保育園どうしようかと悩み始める10-12月ごろには業務委託のお話ももしかしたら具体的にし始められるのではと楽観的に考えています。

10Xで担っていたような、カスタマーサクセス、特にオペレーション面を設計するあたりが最近は楽しいなと思っています。プロダクト理解のもとで、顧客のオンボーディングを進める方法を考えることなどが好きです。

産前産後、何かあったら連絡がなかなか来ないと思うので、そういう時はそっと待っていただけるといつかまた浮上するかと思います。

最後に、これまでお世話になった10Xの皆さん、色々とありがとうございました。

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