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【Investor's Sight #4】「行動力に『熱さ』を感じる」ー 株式会社YKB 川邉雄司さんとの対

株式会社Liquitousは2022年5月に、さらなる事業促進にむけた資金調達を行いました。それぞれの分野でご活躍の皆さまに出資いただき、新たなシナジーの創発も展開していきます。
出資という形で、弊社の取り組みを応援いただいている皆様にインタビュー「Investor's Sight」を行い、弊社に期待することなどを伺いました。
今回お話を伺ったのは、Web開発やSaaS開発の分野で長年ご活躍されている株式会社YKB代表取締役の川邉雄司さんです。

――Liquitousの事業に対する率直な印象は?

元々、私がLiquitousを知ったのは、大学で行った講演にLiquitousのメンバーの方が、出席していたことがきっかけです。その時はオンライン上で軽く話をした程度でしたが、そこでLiquitousの活動を知り、おもしろいなと感じました。

それから半年ほど経ってから、同じ大学の別の学部で授業をするという機会がありまして、再びLiquitousの方とお話をする機会がありました。どちらも、向こうから声をかけられた形だったわけですが、その行動力に「熱さ」を感じて、話を聞いてみたいという気持ちになりました。実際に代表の栗本さんに話を聞いてみると、事業のことはもちろんなのですが考え方が非常に聡明だなと思わされまして、感銘を受けた印象がありますね。この方々のやる事業であればうまくいくだろうと思いました。

会社・事業そして、栗本さんに強く興味をもって、一緒に何かできないかと考えたのが最初です。

――投資という形でLiquitousの事業を「応援」しようと決断いただいた背景・経緯とは?

私自身、以前起業をしていました。2005年の自治体の市町村合併が盛んな頃です。市町村合併すると自治体のHPがリニューアルしますから、自治体向けのCMSの事業を立ち上げました。ところが結果としてうまくいかないことも多くて。

当時を振り返ってみると、東京のスタートアップが地方に赴いたところで話を聞いてもらえず、なかなか採用に至ることはありませんでした。
一方で、自治体がWebを活用し情報発信、また市民の声を集めることは重要という思いは当時からありまして、Liquitousのサービスを聞いた時に、形こそ違えど、目指す方向性は近いと感じたんです。
自分自身ではうまくいかなかった過去の取り組みを、別の形で応援したいと思ったのがきっかけですね。

そのほか、これまで私が取り組んできた活動として自治体と連携した取り組みに関するノウハウもあったので、その辺りをうまくお繋ぎできればなという思いもありました。実際に活動をご一緒してみて、様々な方と信頼関係を築き上げて仕事をされていらっしゃるLiquitousの皆さんの姿に、取り組み甲斐を感じています。

――Liquitousとの関係の理想像とは

自治体の取り組みは、スタートアップのスピード感とは全く違う時間軸で動いていることもありフラストレーションがたまることもあるかと思いますが、その中でもしっかりと事業理念を伝えてパートナーシップを結んでいくことが重要だと思っています。ただ、そこに至るプロセスで悩むことなどあれば、壁打ちやメンタリング含めてお話を聞ける関係になれたらと思っています。
また、自治体との関係性を構築していく上では、様々な民間事業者を巻き込んで活動していくというのも必要かと思います。地域に根ざした事業者が取り組んでいる先進的な事例もありますし、それぞれの持つ強みもあるかと思います。その辺りのネットワーク構築にも、株主をうまく使ってもらえたらと考えています。

川邉さん、ありがとうございます!