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『LIPSベストコスメ 2021』発表!2021年のビューティトピックから見る今年のトレンドとは?【2021年12月1号】

こんにちは、LIPS編集部です。ブランド広告主様に向けてマーケティングの支援をしている『LIPS labo』。2021年12月1日(水)に「LIPSベストコスメ 2021」を発表させていただきました。本記事では、ベストコスメから見る2021年の傾向と、特設ページでご紹介させていただいた5つのトレンドを深掘りしてご紹介させていただきます。

1、「LIPSベストコスメ 2021」の総括

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『LIPSベストコスメ 2021年間 総合大賞 』は

1位 TOM FORD BEAUTY『アイ カラー クォード』
2位 LUNASOL『アイカラーレーション』
3位 シャネル『レ キャトル オンブル』

2020年の総合大賞が韓国ブランド・プチプラブランド、さらにアイメイク・リップともにランクインしていたことに対し、2021年はすべてがデパコスアイシャドウという結果に。

・マスクによりリップメイクが楽しめない → アイメイクに注力する
・withコロナ2年目で大きなトレンドが生まれなかった → トレンドアイテムではなく、名品と呼ばれる定番アイテムに回帰
・外出自粛により外食費や交際費など出費の減少など → 若年層が憧れのデパコスを購入できるように

 といった、ユーザー行動が働いたように感じます。

2021年は「エルメス」「GUCCI」「ヴァレンティノ」といった、メゾンブランドのコスメラインが日本上陸したこともあり、デパコスブランド全体の注目度が高まったのも要因のひとつかもしれません。

総合大賞だけでなく、その他メイクカテゴリやスキンケアカテゴリでも昨年に比べデパコスアイテムが多くランクインした点からもうかがえます。

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「化粧水部門」1位を獲得したのは、『SK-Ⅱ フェイシャル トリートメント エッセンス』。 

スキンケアカテゴリでは、昨年の22部門から29部門に部門を増設。中でも洗顔料についてはアイテムの多様化により、「洗顔フォーム部門」「洗顔パウダー部門」「洗顔石鹸部門」「泡石鹸部門」「クレイ洗顔部門」と、より細分化。

マスク荒れなど新たな肌悩みに直面したニューノーマル時代、汚れをオフすするだけではなく、「洗うケア」「プレスキンケア」として洗顔を重要視したユーザーが多かったことが反映された形となりました。

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「泡洗顔部門1位」を獲得した『DISM ディズム クリーミーフォームウォッシュ』は、アンファーから生まれたメンズスキンケアシリーズ。メンズ美容、ジェンダーレス美容という観点でも、今年らしいアイテムといえるのはないでしょうか。

2、マスク生活2年目。進化した【マスクプルーフリップ】が人気に

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今年5月の発売から、わずか4ヶ月で出荷本数累計100万本を記録した大ヒットリップ『KATE リップモンスター』

SNSで話題になった「エモい」色名もさることながら、ヒットの理由は「ティントではない、口紅(リップ)なのに落ちにくい!」という点。

マスク生活も2年目に入った2021年、「落ちにくい」「マスクにつきにくい」ということは、リップを購入する際の必要条件となり、その上で+αのポイントを持った【マスクプルーフリップ】が、リップカテゴリでトレンドを席巻したように感じます。

質感で言えば、適度なツヤ感とナチュラルなマット感、ツヤとマットのいいとこ取りなアイテムが多かったのも特徴のひとつ。

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『A’pieu(アピュー) ジューシーパン スパークリングティント』も、まさにツヤとマットのいいとこ取り。繊細な多色ラメで叶えるツヤ感はクチコミでも話題を呼びました。

また赤みに転びすぎない、MLBB<My Lips But Better(自分の唇の色と大きく変わらないけど、よりきれいな色カラー)>が多く発売されたのも【マスクプルーフリップ】の大きな進化と言えるのではないでしょうか。

3、2021年のおこもり美容は【パーツケア】にシフト

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今年新設された「まつげ美容液部門」と「アイケア部門」からもわかるように、おうち時間のケアは細部の【パーツケア】にシフトしたように感じます。

まつげのトレンドとして「まつげパーマ」が今年人気となり、長さはもちろんのこと、ハリ・コシのある上向きまつげが注目を集めていました。まつげパーマを楽しみたい層・マツエクを卒業したという層が、「まつ育」に注力した印象です。

また【パーツケア】という点では、「リップスクラブ」も今年の顔

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マスクの下でもケア&予防ができるとリップケアが注目されたこと、さらにハイコスパな「スクラブ」アイテムが出てきたことで、クチコミ増加に繋がりました。

リップスクラブとしてだけでなく、保湿リップとしても使えるなど2in1なアイテムが多く発売されていたのも特徴です。

4、香りもご自愛として。【キンモクセイ】の香りがブームを席巻

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おうち時間が増える中、スキンケアやヘアケア、ボディケアに時間を費やしていたユーザーたちが、次なる"ご自愛"を求めて香りに注目しているのではないか、というのが編集部の見解。引用:LIPS labo 2021年6月1号

と、今年は香りに対する意識が変化した1年。

他人軸の他者に向けたアピールから、香りは自分軸=自己肯定感を高めるツールとして作用したように感じます。

そんな中、秋冬定番の香りとして人気を集めていた【キンモクセイ】の香りが、通年で人気を集めました。

フレグランスはもちろん、ボディケアアイテムなどでも【キンモクセイ】のアイテムが多数発売に。メゾンブランドのルイ・ヴィトンから発売された新作ウィメンズ・フレグランスが【キンモクセイ】の香りだったことも印象的です。

そのノスタルジックな雰囲気で「何度でも香りたくなる!」など、クチコミが多数投稿されました。

5、エモさを感じさせる、絶妙な【ネオニュアンスカラー】が今の気分

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ひと言では表現できない絶妙な逸品カラーが多く登場した2021年。

ほどよいくすみ感や透け感のある発色で、自然と陰影や立体感を叶えてくれるカラーが多かったように感じます。

ピンクなどの暖色系に限らず、カーキやオリーブ、ミントブルーといった寒色系のカラーも人気でした。いずれも淡いのに印象的、かつしっかりと肌になじみ、透明感や儚げさを演出してくれるカラーだったのがポイントです。

特にアイパレットでは、マット・シアー・グリッターと質感でコントラストをつけるアイテムが多かったことからも、よりそのコントラストを引き立ててくれる絶妙な【ネオニュアンスカラー】が映えたのかもしれません。

また、そんな【ネオニュアンスカラー】を「エモい」と表現するユーザーが多かったのも今年らしさを象徴しているのではないでしょうか。

6、第2のCICAとなるか。2021年【レチノール(ビタミンA)】【ハートリーフ】が躍進

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マスクによる肌荒れやニキビ肌を集中ケアするため、攻めのスキンケアとして「レチノール(ビタミンA)」が注目を集めました。

昨年、韓国発「CICA成分」がスキンケア市場を席巻し「成分」をみてスキンケアアイテムを検討する土壌が出来上がり、今年は「レチノール(ビタミンA)」はもちろん「1成分コスメ」などのアイテムが多く発売され、より成分を意識するユーザーが増えたように感じます。

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また「pHコスメ」など、敏感肌・ストレスをうけたゆらぎがち肌もケアしてくれるアイテムも注目を集めました。

肌状態に合わせてアイテムをセレクトする、成分を意識する、などスキンケアはより繊細なアイテムが好まれた傾向にあったのではないでしょうか。

7、2022年のトレンドはどうなっていくのか?

2021年のトレンドのキーワードは、
・細部にまで繊細なケアを
・他人軸から自分軸で楽しむ
・「エモさ」を感じさせるアイテム
が挙げられると思います。

2022年、引き続きマスク生活を余儀なくされると想像できますが、ユーザーたちの気分としてはより上向きになるように感じます。

「塗る方が肌にいい」高機能ファンデーションや乳液化粧下地、落ちにくいツヤとマットのいいとこ取りなリップも、引き続き注目となりそうです。

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そして、今年も多くの話題を集めた韓国コスメ。K-POPアイドルのメイクを担当する人気ヘアメイクプロデュースのコスメブランドが発売されるなど、2022年は韓国系ヘアメイクアップアーティスト発のメイクやアイテムが、広がりを見せそうな予感。

さらに中国系KOLインフルエンサーが発信する、中国ビューティも新たなトレンドを作るのではないかと考えております。

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