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2021年11月の記事一覧

211114 主義なるものの捉え方

211114 主義なるものの捉え方

『臨済・荘子』の後語に収められている一節。ここだけでも十分に読み応えがある。明治生まれの人の文章は美しい。というより、著者の言葉が美しいのか。淀みと揺らぎのない文章に触れると、心が洗われる。変な言い方だけど、子守唄のような癒やしと安らぎさえ感じる。頭の中でこんがらがっていたものが徐々に解けて、気持ちが落ち着いてゆく。

 (しかし)自己に忠実に、己れの問題に真剣に沈潜して行くということは、決して容

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