肩・首こりー筋肉が凝るメカニズムと三大要因ー
2年程前から肩こりに悩み、最近は首まで凝ってきて痛みが気になるようになったので、整形外科への通院と肩こりの本を読んでわかったことを書いていきます。私個人で得た見聞ですので、温かい目で読んで頂けたら嬉しいです。
<肩・首こりのメカニズム>
筋肉疲労が原因
①同じ姿勢や悪い姿勢による長時間の筋肉の緊張
↓
②筋繊維(筋肉を構成する組織)が膨張し血管を圧迫
↓
③血行が悪くなることで血液から供給される酸素が不足し、筋肉内のブドウ糖が不完全燃焼
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④この不完全燃焼したブドウ糖は疲労物質と呼ばれる乳酸等の老廃物質に変化
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⑤通常は静脈中に排泄されるが、血流が滞っているため筋肉中に老廃物質が蓄積
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⑥老廃物質が筋肉やその周辺の末梢神経を刺激し、こりや痛みとして脳に認識される
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⑦痛みを認識することでさらに筋肉が緊張
↓
①へ
→悪循環が起こる
放置せず早期にこの悪循環を断ち切ることが大切!
<こりや痛みの三大要因>
①悪い姿勢
②精神的ストレス
③運動不足による筋力低下
それぞれについて簡単に説明していきます。
①悪い姿勢
→普段は重い頭部や上半身を多くの筋肉で支えているが、悪い姿勢では特定の筋肉に負荷がかかり筋肉の疲労を起こしやすい。
→背骨の生理的彎曲(横から見ると頸部は前方に、胸部で後方に、腰部で前方、臀部で後方に彎曲)が頭部や上半身の重みを分散させたり、衝撃を吸収したりし、筋肉や脊柱にかかる負担を和らげているが、姿勢が悪いと効率的に頭や体を支えることが出来ない。
例えば、、、
・猫背
・椅子に浅く腰掛る(背中が曲がる、首が前に出る)
・お腹を前に突き出した姿勢(肥満や妊娠)
・高さが合わない机(低くいと頭を首だけで支える姿勢となる)
・あぐらや横すわり
※肩こりになりやすいストレートネックについて※
整形外科で診てもらった際に先生から言われたのが、私は首の彎曲が少なく真っ直ぐになっているストレートネックという状態で、余計凝りやすくなっているそうですが、ストレートネックとは一生付き合っていかなければならず、肩こりの予防に徹するしかないと言われました。(ネットではストレートネックを直す方法がいくつか挙げられていますが・・・)
②精神的ストレス
体はストレスを受けると交感神経が過剰に優位になり、血行障害が起こりやすくなる。加えて筋肉の緊張も招くため余計に肩こりになりやすくなる。
③運動不足
運動不足で筋肉を使わないことにより、血行が悪くなる。筋肉を動かすことで血行が促進する他、適度な運動は自律神経の働きを整え精神的ストレスに強い体を作ることにつながる。
<まとめ>
筋肉が凝るメカニズムは、筋肉疲労から血流が滞り、老廃物質が筋肉中に溜まることで神経を刺激し、結果こり感や痛みとして脳に認識されることです。さらにそのこりや痛みがさらなる筋肉の緊張を招き悪循環を生みます。
その三大要因が、悪い姿勢・精神的ストレス・運動不足です。
肩・首こりを改善・予防していくにはこの三大要因を意識し悪循環を断ち切ることが重要になってきます。詳しい方法については後日書いていきたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
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