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【西武ライオンズ 今日の見どころ】ライオンズ 球団通算5000勝まで あと2勝 ~その2 

●監督別の勝利数では三原脩・森祇晶が双璧をなす 

【25日◇マリーンズ‐ライオンズ22回戦(ZOZOマリン)18:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと2勝】
球団通算5000勝まで、あと2勝となっているライオンズ。1950年西鉄クリッパーズの指揮を執った宮崎要初代監督から辻󠄀発彦現監督のなかで、最も多くの勝利をあげているのが“魔術師”三原脩監督だ。

9年間の監督生活で通算680勝、リーグ優勝4回、1956年からは日本シリーズ3連覇を達成して、西鉄の黄金時代を築きあげた。

三原監督と遜色のない実績を残しているのが、西武ライオンズに常勝時代をもたらした森祇晶監督。通算の勝利数こそ673勝と、三原監督に及ばないものの、勝率はなんと6割を超えている。

森監督の師にあたる、V9時代のジャイアンツを率いた川上哲治監督でさえ、14年間の監督生活で通算勝率は.591だったことを踏まえると、この勝率は驚異的だ。

ライオンズ 歴代監督 通算成績(※)

辻󠄀発彦監督の通算421勝(22年8月24日現在)は、ライオンズ歴代監督のなかで6位に相当する。辻󠄀監督は今年で就任6年目。同じようにチームを6年間率いて、歴代5位の438勝をあげている渡辺久信監督(現GM)を今シーズン中に抜くには、残り27試合で18勝が必要になる。

簡単ではないが、けっして不可能な数字ではない。このくらいのペースで勝利していけば、おのずと優勝に近づいていくだろう。

(※1985年に廣岡監督が欠場して、代わりに黒江透修コーチが指揮した試合があるが、公式記録上では、廣岡監督の勝敗にカウントされている)

●球団別では 4998勝のうち944勝がファイターズ戦

対戦球団別では、ファイターズから最多の944勝をあげている。4998勝のうちの944勝だから、20%近い割合を占めている。だからなのか、1990年からリーグ5連覇したときは、ファイターズ戦で優勝を決めたケースが3度あった。胴上げ試合はファイターズが相手だった印象が強い。

ライオンズ 球団別通算成績

パ・リーグのなかで、唯一負け越しているの球団がホークスになる。西鉄・南海時代から続くライバル関係だ。

このカードは、1968年から77年まで、ホークスが10年続けて勝ち越したかと思えば、1982年からは反対にライオンズが21年連続で勝ち越し。1996年を境に、通算の対戦成績でもライオンズがホークスを上回っていたのだが、2010年代になってからはホークスが巻き返し。ライオンズ戦に7年連続で勝ち越すなど、現在はホークスが30勝ほど対戦成績をリードしている。

●150球場で公式戦  まだ勝利していない都道府県が5つ

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