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【西武ライオンズ 今日の見どころ】栗山2戦連発なら自身9年ぶり 今井を超える奪三振率の北山相手に初勝利なるか

●栗山 残り25試合で18安打すれば「野村克也超え」

【1日◇ライオンズ-ファイターズ20回戦(ベルーナ)17:00】
まさに千両役者。敗色濃厚だった試合を、一振りでひっくり返す逆転2ラン。夏休みの最後にベルーナドームを訪れたライオンズファンが一生語ることのできる想い出を、栗山巧がつくってみせた。

盟友の中村剛也がすでに今シーズン7本塁打しているが、複数の40代の選手が同じシーズンにホームランを打ったのは、ライオンズ史上初めてのことになる。

きょうも栗山がホームランを打って2試合連続ホームランなら、15年7月3、4日以来、自身9年ぶりになる。もし、代打で2打席連続ホームランとなれば、14年8月14、16日の森友哉以来となる。

また、きのう(8月31日)の一打で、今シーズン栗山のヒット数は26本になった。ライオンズで41歳以上の選手のシーズン最多安打は、1979年に44歳のシーズンだった野村克也の43安打。

これを栗山が超えるには、シーズン残り25試合で18安打が必要なので、かなり高いハードルになるが、スタメン出場の機会が何試合かあれば、手の届きそうな数字でもある。

栗山はあさって9月3日が41歳の誕生日。この先、どんな記録を塗り替えていくのか。楽しみだ。

●ファイターズ北山 シーズン4度の二桁奪三振なら大谷翔平以来

「ライオンズフェスティバルズ2024」最終日。日曜日13連敗中のライオンズの前には、北海道日本ハムファイターズの北山亘基が立ちはだかる。

プロ3年目の北山は、ここまでライオンズ戦10試合に登板して、2勝2ホールド4セーブと、まだ負けがない。左足中指の疲労骨折のため、6月からおよそ1ヶ月半戦線離脱していたものの、8月24日には福岡ソフトバンクホークスの強力打線を相手に8回無失点、10奪三振と、完全復活を印象付けた。

北山は自身のシーズン初登板だった4月3日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦、続く11日のホークス戦でも、10三振ずつ奪っている。規定投球回には遠く及ばないが、9イニングあたりの奪三振率9.88は、現在パ・リーグ最多奪三振の今井達也の9.74を上回っている。

もし、きょうの試合でもライオンズ打線を相手に10個以上の三振を奪って、シーズン4度の二桁奪三振となると、ファイターズの投手では16年の大谷翔平(8度)以来、8年ぶりになる。

ファイターズの選手たちからすれば、新人王を争っている金村尚真が、ライオンズ武内夏暉に1勝差と迫っている。きょうはチームメイトの金村のためにも、ライバルである武内に負けを付けてやろう…。そんなモチベーションも持ち合わせているはずだ。

ライオンズの選手たちには、栗山の打席に入るまでの事前の準備、狙い球を一振りで仕留めた技術をお手本に、北山を初攻略して、武内の新人王をアシストしてもらいたい。

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