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【西武ライオンズ 今日の見どころ】6年ぶりライオンズ戦の小澤に 交流戦いまだ無失点の平良の投げ合い

●小澤 プロデビュー戦の相手がライオンズ

【11日◇ライオンズ‐スワローズ3回戦(ベルーナ)13:00】
5月20日から27日まで5試合連続1得点以下と、貧打に苦しんだ記憶もまだ新しいうちに、6日のドラゴンズ戦から、今度は5試合連続で2得点以下。

そんな得点力不足に輪を掛けるように、このスワローズ戦では盗塁死や走塁ミスを連発している。かといって、隙あらば次の塁を奪おうとする積極性を失ったのでは、本末転倒。選手もベンチも、ミスから学んでいくしかないし、同じ過ちを繰り返してしまえば、淘汰されるだけだ。

まだ25歳ながら、そんなプロの厳しさを味わってきたのが、スワローズ先発の小澤怜史だ。もともとは2015年ドラフト2位でホークスに入団も、戦力外、スワローズとの育成契約、サイドスロー転向と紆余曲折を経て、いまに至っている。

そんな小澤の1軍デビュー戦の相手だったのがライオンズ。ホークス時代、プロ2年目だった2017年8月24日、10対1とホークスの大量リードの9回表に、3番手として登板。最初に迎えた栗山巧をサードフライに打ち取ると、その後ヒット2本を許したものの、無失点に抑えてみせた。

小澤 怜史   デビュー戦投球内容

打者の側からすれば、大勢が決まったあとの何気ない打席だったかもしれないが、小澤にとっては一生忘れることのない1イニング。ライオンズ戦の登板はこの試合以来、6年ぶり2度目となる。

あれから過ごした時間のすべてをぶつけるような強い決意で、きょうの試合に臨んでくるはず。ライオンズの各打者が生半可な気持ちで打席に立つようだと、痛い目に遭うだろう。

●平良  交流戦はデビュー24イニング連続無失点

前回登板のベイスターズ戦は、リリーフ陣がよもやの5失点。手にしていたはずの5勝目が消えてしまった平良海馬だが、自身は7イニングを3安打に抑える無失点ピッチング。

じつは平良はリリーフ時代の21年に交流戦初登板して以来、18試合24イニングに渡って、セ・リーグの球団相手に、まだ1点も獲られていないのだ。

平良 海馬  交流戦成績
交流戦 連続イニング無失点

現在のライオンズ打線の状態を考えると、平良がこの無失点記録を更新していかない限り、勝機は薄くなっていく。

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