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【西武ライオンズ 今日の見どころ】山形で26年ぶりの公式戦 イーグルス戦13連勝で 今井が雄星に並べるか

●山形で試合するのは98年以来 最後の勝利は95年 

【28日◇イーグルス-ライオンズ10回戦(山形市・きらやか)18:00】
県営大宮での引き分けから中1日。きょうは山形市総合スポーツセンター野球場(きらやかスタジアム)で、東北楽天ゴールデンイーグルスとのゲームになる。

2017年9月に開場したこの球場で、ライオンズが試合をするのは初めて。山形県内でライオンズが1軍公式戦を行うこと自体、1998年6月9日福岡ダイエーホークス戦以来、26年ぶりになる。

ライオンズは1990年代に、ホーム・ビジターゲームを問わず山形県野球場(ヤマリョースタジアム山形)で、合計6試合を戦っており、戦績は3勝3敗。

96年6月4日には、現役時代の渡辺久信GM兼監督代行が、日本ハムファイターズ相手に先発。4番打者のブリトーにソロ本塁打を打たれるなど、5回5失点で負け投手になっている。

山形で最後に勝利をしたのが、その1年前の95年5月30日のファイターズ戦。このときは1対1の同点で迎えた7回裏に、奈良原浩、清原和博のタイムリーで2点を勝ち越し。先発の石井丈裕から、橋本武広、潮崎哲也の投手リレーで逃げ切っている。

きょうのイーグルス戦に勝つと、ライオンズにとって山形県内での29年ぶりの勝利となる。

●今井イーグルス戦12連勝中 最長は雄星の13連勝   

ライオンズの先発は、イーグルス戦12連勝中の今井達也。きょう勝てば、2016~18年にかけて13連勝した菊池雄星の最長記録に、肩を並べることになる。

今井は昨シーズン、県営大宮、北九州と、2度あった地方球場での登板でいずれも勝利しており、初めてのマウンドへの適応に心配はなさそうだ。

ただ、今井は現在4連敗中。5月12日のイーグルス戦で勝利したのを最後に、登板5試合勝利がない。

もちろん8回2失点で完投しながら負け投手になった、前回登板21日のオリックスバファローズ戦のように、打線の援護に恵まれていないのが連敗の理由なのだが、この試合では立ち上がりのわずか打者3人で先制点を許すなど、自身の投球内容にも課題を残した。

●警戒したい6月好調の鈴木大地

得意にしているイーグルスのなかにあって、最も注意したいバッターが鈴木大地だ。千葉ロッテマリーンズ時代を含めて、通算の被打率は.254なのだが、四死球を与えるケースが多く、良く打たれている年と、ほぼ完璧に抑えている年が、シーズンごとに極端なのだ。

今シーズンは5月の対戦で2本のヒットを打たれるなど、ここまで対戦成績が7打数4安打1打点となっている。鈴木大地自身が11日の読売ジャイアンツ戦から現在11試合連続安打中、今月の月間成績が打率.338、10打点と好調なだけに、警戒したい存在だ。

今井には自身の連敗をストップして、2日前のファイターズ戦ではできなかった今月初の連勝に、チームを導いて欲しい。

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