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【西武ライオンズ 今日の見どころ】中村剛也 39歳10ヶ月での4番打者なら 球団最年長

●中村4番で復帰した時点で 球団最年長4番打者に

【23日◇イーグルス‐ライオンズ10回戦(楽天モバイル)18:00】
リーグ戦再開のタイミングで、中村剛也の1軍合流と、ドラフト1位ルーキー蛭間拓哉の1軍初昇格が、それぞれ確実視されている。

中村の復帰で注目したいのは、その打順だ。これまでのライオンズで、最も高齢だった4番打者(先発に限る)は、1967年10月16日(シーズン最終戦)のロイで、このとき39歳9ヶ月だった。

中村剛也は1983年8月15日生まれなので、現在39歳10ヶ月。きょうの試合で4番スタメンに名前を刻めば、ライオンズ史上最年長の4番打者の誕生となるからだ。

ライオンズ打撃部門 主な最年長記録

交流戦最後の2試合で、渡部健人が「4番らしい」活躍を披露したばかり。渡部には、なんとしてでも打線の中心へと成長して欲しいのは、誰もが一致するところ。

だからこそ中村剛也が戻ってきても、このまま4番を渡部に打たせて成長をうながす考え方と、4番は中村に任せて、渡部には重圧のかからない位置で経験を積ませる考え方。どちらにも一理あって、意見は分かれるだろう。もちろん最下位に沈むチームの現状も見過ごせない。松井稼頭央監督がどんな決断をするのか。スタメン発表が楽しみだ。 

●ルーキー蛭間が1軍デビューへ 初打席初安打なるか

中村と同じくらい、蛭間拓哉の起用法にも注目したい。イースタンでは40試合に出場。打順は2番での起用が31試合と最も多く、次いで1番スタメンが3試合、8番が2試合だった(ほか4試合は途中出場)。

1軍では5月31日から源田壮亮が1番に固定されているが、2番打者は川越誠司、長谷川信哉、外崎修汰、鈴木将平、岸潤一郎と、ほぼ日替わりのような状態。いきなりここに蛭間を当てはめるのか。それとも、下位打線や途中出場からスタートさせるのか。

ちなみに松井監督のデビュー戦は、高卒2年目の1995年。開幕4試合目だった4月5日の近鉄バファローズ戦、7点リードの9回裏にショートの守備からの出場だった。

蛭間が初打席初安打すれば、ライオンズのルーキーでは2015年7月8日の外崎修汰以来となる。初打席本塁打なら、1990年9月24日の佐伯秀喜以来。初打席に限らず、デビュー戦で本塁打を打てば、2021年の渡部健人以来、球団7人目になる。

ライオンズ デビュー戦本塁打

もしデビュー戦で猛打賞(3安打以上)を達成しようものなら、1981年開幕戦の石毛宏典以来、42年ぶり球団2人目の快挙となる。待ちに待った1軍デビュー。どうせだったら、このくらい派手にいってもらいたい。

相手の5位イーグルスとは2ゲーム差。イースタンで打率.379の呉念庭の再昇格も含めて、ここがチームの浮上する最後のチャンスだと、全メンバーが自覚して、狙うのは3連戦3連勝しかない。

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