【西武ライオンズ 今日の見どころ】交流戦8連敗中の髙橋光成 対 5連勝中&前回偉業達成の戸郷翔征
●交流戦9連敗になると プロ野球ワーストタイに
【31日◇ライオンズ‐ジャイアンツ1回戦(ベルーナ)18:00】
きょうの両先発は、交流戦の成績が好対照。ライオンズの髙橋光成は交流戦を苦手にしており、2021年6月4日東京ヤクルトスワローズ戦で、雨中の神宮球場で先発、自身ワーストの10失点をして敗戦投手になって以来、現在8連敗中。
最後に交流戦で勝利したのは、19年6月14日のスワローズ戦までさかのぼる。通算3勝9敗と、交流戦は大きく負け越している。
もし、きょうも敗れて交流戦9連敗となると、青山浩二(東北楽天ゴールデンイーグルス)と並ぶ、プロ野球ワーストタイ記録になってしまう。
一方、ジャイアンツ先発の戸郷翔征は、22年6月3日の千葉ロッテマリーンズ戦から、現在交流戦5連勝中。昨シーズンは3戦3勝、6月14日のライオンズ戦でも6イニングを外崎修汰のタイムリーによる1失点にまとめて、勝利投手になっている。こちらは交流戦通算8勝2敗だ。
●前回ノーヒットノーランした投手と対戦するのは8度目
しかも戸郷は前回登板で阪神タイガースを相手に、史上101度目となるノーヒットノーランをやったばかり。これまでノーヒットノーランを達成したのべ100人の投手の、次回登板の成績は、42勝26敗1セーブ(勝ち負けつかずが31)。2試合連続ノーヒットノーランを達成した投手はいない。
88年前の1936年9月25日、戸郷の前にジャイアンツの投手で、甲子園でノーヒットノーランを達成していた沢村栄治は、4日後の29日東京セネタース戦で先発。3安打1失点で完投勝利していた。
ライオンズがノーヒットノーラン達成直後の投手と対戦するのは、今回が8度目。前回は6日前にライオンズを相手にノーヒットノーランをやったばかりの東浜巨(福岡ソフトバンクホークス)と、再戦する珍しいケースだったが、7回わずか2安打無失点に抑えられたが、通算では4勝3敗と勝ち越している。
2試合続けて完封勝ちしているライオンズ。3試合連続の完封勝利となれば、22年4月19~22日にマークして以来、球団史上5度目となる。
勝てば、今シーズン2度目の3連勝、8カードぶりにカード初戦の勝利となる。髙橋光成の今シーズン初勝利で、芽生え始めたチームの上昇ムードを、確かなものにしていきたい。
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