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【西武ライオンズ 今日の見どころ】柘植と組んでから22イニング連続無失点の平良 ベルーナでは24イニング無失点中 

●まだ1点も獲られていない平良&柘植のバッテリー

【16日◇ライオンズ‐マリーンズ18回戦(ベルーナ)13:00】
8月18日のホークス戦で、先発転向後ワーストとなる7失点。同じく最短の4回でK・Oされた平良海馬だったが、そこから一転。続く25日のファイターズ戦から3連勝。しかもこの3試合、22イニング連続で無失点に抑えている。

平良が先発する試合では、開幕から古賀悠斗か、古市尊がスタメンマスクを務めていたのだが、この8月25日のファイターズ戦で、柘植世那と初めてバッテリーを組んだのだった。そこから3連勝と連続無失点が始まっている。つまり柘植世那がマスクをかぶり始めてから、平良は1点も獲られていないのだ。

平良海馬 捕手別投球成績

13日のホークス戦で大敗したあと、ダッグアウトでしばらく立ち上がることができず、眼に涙を浮かべていた古賀悠斗だが、もちろんまだまだ発展途上。一方の柘植にしてみれば、平良が登板するときに、必ず自分が指名されるようになれば、それだけ出場機会を確保できることになる。

今シーズン、古賀悠斗がスタメン出場したときのチーム成績は83試合38勝45敗。柘植世那のときは34試合で16勝18敗と、極端な差が出ているワケではない。リードはもちろんのこと、攻守において、互いの強みを、この先どれだけ発揮していけるのか。

今シーズン 先発捕手別 ライオンズ成績
ライオンズ 主な先発投手 捕手別勝敗

こうした柘植と古賀の切磋琢磨に、牧野翔矢ら若手の突き上げや、経験ある岡田雅利の復帰で、競争がさらに激化して、個々のレベルアップが進んでくれれば、森友哉の抜けた穴は、おのずと埋まっていくだろう。

●平良から唯一本塁打を2本打っているのが中村奨吾

リリーフ時代の2021年に、39試合連続無失点のプロ野球記録をつくった平良だが、このとき投球回としては38イニング連続無失点だった。もちろん、これが平良にとって最長の無失点となる。この記録に、どこまで迫ることができるだろうか。

またベルーナドームの登板に限ると、6月11日スワローズ戦の6回表から24イニング連続無失点中だ。平良は昨シーズンの開幕から7月14日まで、ベルーナドームで24 1/3イニング無失点を続けたことがあった。こちらに関しては、きょう1回表を無失点に抑えた時点で、更新することになる。

ただ、マリーンズはこのところ、中村奨吾が打順3番で起用されている。今シーズン7本の被本塁打がある平良だが、対戦11球団のなかで、唯一2本のホームランを打たれているバッターが中村奨吾だ。

平良海馬 今シーズン被本塁打

初回から中村奨吾を封じ込めて、今シーズン6勝11敗と大きく負け越しているマリーンズに、まずひとつ借りを返したい。

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