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【西武ライオンズ 今日の見どころ】與座ビッグボスに借りを返して 4カード連続勝ち越しへ

●ライオンズから特別な2勝をあげている池田隆英

【18日◇ファイターズ‐ライオンズ16回戦(札幌ドーム)13:00】
山川穂高に5試合ぶりのヒットが出て、2失点以下の投球が続いていたファイターズ投手陣から、集中打で4得点。好調ファイターズの連勝を7で止めたライオンズ。きょう勝てば、この3連戦を2勝1敗で勝ち越して、今シーズン初めての4カード連続の勝ち越しとなる。

ライオンズ 4カード連続勝ち越しなるか

ファイターズ先発の池田隆英は、イーグルス時代を含めて、ライオンズ戦通算5試合に登板して2勝2敗。とり立てて得意や不得意を感じさせる成績ではないのだが、池田からすると、ライオンズ戦の2つの勝利は、どちらも特別な意味合いを持ったモノだ。

まず1勝目が2018年4月15日。当時入団2年目の池田が3試合目の登板でつかんだ、記念すべきプロ初勝利。そして、これが池田にとって、イーグルス時代唯一の勝利だった。

それから3年後となる、2021年4月13日。ライオンズを相手にあげた2勝目が、今度はファイターズに移籍してからの初勝利となったのだ。

池田隆英  ライオンズ戦投球内容

こうした経緯を踏まえると、池田にとってライオンズは、ひじょうに良いイメージのあるチームかもしれない。

前回10日の登板では、新庄監督の「相手が嫌なピッチングをしろ」との助言通りに速球主体で押し込んで、ホークス打線を6回3安打無失点に抑えたばかり。今回も一筋縄ではいかないだろう。

●今季初登板で ビッグボスに初勝利を献上した與座

ライオンズ先発の與座海人は、今シーズン初登板となった開幕6試合目のファイターズ戦に先発。淺間大基に先制2ランを打たれるなど、5回途中でK・O。新庄剛志ビッグボスに、監督初勝利をプレゼントすることになった。

その後1度はファームに落ちたが、いまや先発ローテーションの一角として、欠かせない存在になっている。ファイターズ戦の登板は、あの試合以来。初登板の借りを返して、チーム単独トップとなる今シーズンの7勝目を手にしてもらいたい。

最後に、試合の見どころからは少し逸れるが、きょうから社会人の真夏の祭典「都市対抗野球大会」が、東京ドームで開催される。この大会に、與座の2歳違いのお兄さんである健人さんが出場する。普段は「パナソニック」でプレーするピッチャーの健人さんだが、今回は近畿地区第3代表の「ミキハウス」の補強選手としての参加となる。

(ちなみに、ライオンズ與座の4歳下になる弟・巧人さんも、富山県高岡市の「伏木海陸運送」に在籍する左腕投手)

「ミキハウス」の1回戦は、大会5日目(22日)の第1試合。「東邦ガス」との対戦になる。弟ほどではないが、健人さんの投球フォームも、やや右腕を下げたスリークォーター。北の大地からお兄さんへ向けた激励のエールとなるような、気持ちのこもったピッチングを、與座海人には期待したい。


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