【西武ライオンズ 今日の見どころ】負けると 球団ビジター連敗記録王手＆楽天モバイル連敗タイ記録

●今季2度目のビジター10連敗中のライオンズ

【17日◇イーグルス－ライオンズ19回戦（楽天モバイル）18:00】
14日に、ようやく連敗を8で止めたライオンズだが、ビジターゲームに関しては、最後に勝利したのがオールスター明け2試合目。7月28日エスコンフィールドでの北海道日本ハムファイターズ戦から、現在10連敗中だ。

じつはライオンズは今シーズンすでに、4月27日にみずほPayPayドームで行われた福岡ソフトバンクホークス戦から、5月28日バンテリンドームでの中日ドラゴンズ戦まで、ビジターゲーム11連敗をしたばかり。

ビジター11連敗は、このときが球団17年ぶりだったのだが、それからわずか4ヶ月足らずで、再び憂き目に遭おうとしている。

言わずもがなではあるが、1シーズンに2度のビジター10連敗は、球団史上初めてのことになる。

5月の記事でも紹介した（交流戦負け知らずの今井達也 ビジターの連敗をストップできるか）が、ビジターでの連敗は、西鉄時代の1968年に喫した12連敗が球団ワースト。きょうも敗れて、ビジター11連敗になると、この記録に王手を掛けることになる。

8月16日現在、ビジターでの成績は、12勝40敗1分の勝率.231。過去ライオンズのビジターでのシーズン最低勝率である71年の.290（18勝44敗3分）を、大きく下回っている。

きょうを入れて、今シーズンのビジターゲームは残り18試合。最終的に71年の勝率.290を超えるためには、9勝9敗が必要になる。通常のプロ野球なら、1勝1敗ペースはけっして難しい要求ではないはずだが、いまのライオンズには、かなりの高いハードルになる。

●楽天モバイルでの5連敗だと こちらも球団ワーストタイ 

楽天モバイルパークでも、ライオンズは6月30日から4連敗中。2005年に東北楽天ゴールデンイーグルスが創設されて以降、仙台では07年に5連敗したのが最長（当時の球場名はフルキャストスタジアム宮城）で、きょう敗れると、こちらも17年ぶりの球団ワーストタイ記録となってしまう。

きょう先発の今井達也のイーグルス相手の“神通力”は、連勝記録がストップして以降、すっかり影を潜めてしまった。

前回登板10日のファイターズ戦では、6回裏までほぼ完璧なピッチングをしながら、7回裏にファースト野村大樹の失策や主審の判定によって、心を乱されたかのように押し出し3つを与えて、負け投手になっている。

ちなみに、5月のビジター10連敗中で迎えたゲームでも先発していた今井だが、このときは連敗を止めることができてなかった。

天気予報によれば、今夜は試合が開催できても、コンディションの悪いなかでのゲームになりかねない。くれぐれも戦う相手を間違えずに、6月28日以来の勝利だけを目指して、邁進してもらいたい。