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【西武ライオンズ 今日の見どころ】外崎修汰と石川柊太 ふたりの「シュウタ」の対決が試合のカギに

●被本塁打10本中5本がライオンズ戦の石川柊太

【2日◇ライオンズ‐ホークス15回戦(ベルーナ)18:00】
パ・リーグタイ記録となる3試合連続完封こそならなかったものの、髙橋光成の粘り強いピッチングでホークスに先勝。借金を一桁にするチャンスが再び訪れた。今回は2連戦だけに、連勝しないと、初戦に勝利した価値が半減してしまう。

ホークスの先発は、今シーズンライオンズ戦4度目の登板となる石川柊太。対戦成績は1勝1敗だが、ライオンズファンにとっては、5年ぶりの東京ドーム開催だった4月18日の試合、3番外崎修汰、4番中村剛也の連続ホームランをキッカケに、ノックアウトした印象が強い。

石川柊太 チーム別被本塁打

リーグで3番目に多い10本の被本塁打がある石川だが、そのうち5本がライオンズ戦で許したもの。外崎には5月19日のPayPayドームでの対戦でも、1回表に先制ソロを打たれている。

石川柊太 ライオンズ戦被本塁打

●外崎修汰は 石川柊太から最多の5本塁打

ここまでのキャリアで通算92本塁打している外崎だが、投手別で最も多い5本のホームランを打っている相手が、石川柊太だ。次に多いのが美馬学(マリーンズ)と加藤貴之(ファイターズ)の3本だから、石川からの5本は、ひとつ抜きん出ている。

2020年9月13日には、1回表、外崎の初回先頭打者本塁打による1点に泣いて、9回を完投した石川柊太が「スミ1」の0対1で負け投手になる、ひじょうに珍しいケースもあった。

外崎修汰 投手別 通算本塁打数

じつは両者の対戦成績は、通算55打数12安打と、数字上は石川が外崎をよく抑えている。だが、外崎が石川から打った12安打のうち、5本がホームランで、3本が二塁打と、2/3が長打なのだ。実際は被打率.218で、抑えた打席のほうが多いにも関わらず、おそらく石川の脳裏には、打たれた場面の記憶しか残っていないのではないだろうか。

外崎修太 対石川柊太 対戦成績

外崎修汰対石川柊太。ふたりの「シュウタ」の対決が、きょうも試合の行方を左右するかもしれない。

残り52試合となったライオンズ。さすがに14.5ゲーム差ある首位のバファローズに「大丈夫。まだまだ追いつける」と言うのは無理があるが、きのう(1日)の勝利で、3位ホークスとのゲーム差は6.5となった。

きょう勝てば、その差は5.5。プロ野球の世界では、よく「1ゲーム差を縮めるのに10試合掛かる」と言われるが、残り試合を考えても、遥か彼方にあったホークスの背中が、充分視界に入ってくる。反撃の8月にするために、ライオンズは連勝でスタートするしかない。

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