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【西武ライオンズ 今日の見どころ】美馬はベルーナドームで苦戦 きのうトヨタが優勝 きょう大分商が決勝戦の源田に期待

●美馬 ベルーナドームで通算3勝9敗 防御率5.52

【26日◇ライオンズ‐マリーンズ14回戦(ベルーナ)18:00】
これぞエースのピッチング。髙橋光成の自身2試合連続となる完封勝利で、マリーンズ戦の連敗を8でストップ。連勝が7でストップしたばかりのチームにとって、この上ない再出発となった。

マリーンズの先発は、今月8日のファイターズ戦で、ようやく今シーズン初勝利をあげた美馬学。今シーズン2戦2敗のライオンズ戦は、イーグルス時代を含めたプロ13年間で、通算10勝16敗と負け越している。 

しかもベルーナドームでのライオンズ戦に限ると、通算3勝9敗。つまり美馬の負け越しはすべてベルーナドームでつくったもので、昨年の4月20日から現在も3連敗中だ。

美馬学 年度別 ベルーナドーム成績

通算防御率が3.88の美馬なのだが、ベルーナドームでの防御率は5.52とはね上がる。自身のシーズン防御率より、ベルーナドームでの防御率のほうが良かったのは、2021年シーズンの1度だけだ。

おそらくベルーナドームに対する苦手意識を持っているはずで、付け入る隙は大いにありそうだ。

好投しても報われず、前半戦は0勝で終わった與座海人に、きょうこそは打線が早めに援護して、今シーズン初勝利をプレゼントしてあげて欲しい。

●今月好調の源田  きのうのトヨタに続き 大分商も優勝なるか

きのう(25日)の試合では、跳ね上がった死球が源田壮亮の左眼付近に当たるアクシデントがあり、一瞬嫌な予感が漂ったが、幸いにも大事に至らなかった様子。

5月、6月はいずれも2割台前半だった月間打率が、7月は.323と急上昇しており、今月の16試合で、源田の出塁がなかったのは2試合だけだ。

源田壮亮 月別成績

オフのインタビューなどで、本人が反省点にあげていた得点圏打率も、昨シーズンの.194から.400と、今シーズンは大きく改善が見られている。

そんななか、さらなるモチベーションになりそうなのが、プロ入り前に2年間在籍したトヨタ自動車が、きのう都市対抗野球大会で、2度目の優勝に輝いたことだ。初優勝だった前回が、源田が在籍していた2016年だったので、それ以来7年ぶりの日本一となった。

キャプテンの北村祥治選手(ジャイアンツ・北村拓己の兄)をはじめ、今回の優勝メンバーのなかには、源田と一緒にプレーしていた選手もいる。それだけに「2年間でしたが、本当に良い会社にお世話になることができました」(源田壮亮メッセージBOOK―出会い力/廣済堂出版)と話す源田にとっては、大きな喜びとなったろう。

さらにきょう26日には、母校の大分商が甲子園出場を懸けて、高校野球大分大会の決勝戦に臨むことになっている。相手は、ホークス今宮健太の母校として知られる明豊だ。

はたして2日続けて、源田のもとに吉報は届くのか。後輩たちの活躍と、彼らに祝福と激励のエールを贈るような、攻守の活躍に期待したい。

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