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【西武ライオンズ 今日の見どころ】7試合続けて2得点以下だと16年ぶり 交流戦無敗の松本は一発に注意

●2得点以下 連続7試合になると16年ぶり

【13日◇ジャイアンツ‐ライオンズ1回戦(東京ドーム)18:00】
セ・リーグの最下位を争っているドラゴンズ、スワローズに、いずれも1勝2敗で負け越したライオンズ。先週6試合の得点は、すべて2点以下。この得点力で2勝できたことのほうが、むしろ驚きだと言える。

ライオンズで、これまで2得点以下の試合が最も長く続いたのは、1967年8月30日から9月15日までの10試合。もし、きょうも2得点以下しかできずに7試合連続となると、2007年5月17日~27日(8試合)以来、球団16年ぶりのことになる。

ライオンズ 連続2得点以下

4月28日には貯金が4あったのが、ついに借金は9に膨らみ、二桁借金が目前となった。きょうも敗れて二桁借金となると、最下位に終わった一昨年以来になるのだが、ライオンズの新人監督で二桁の借金を抱え込むことになると、クラウン時代の1978年根本陸夫監督以来となる(伊原春樹監督が2度目に就任した2014年にも、最大16まで借金が膨らんだことがあった)。

●松本航  交流戦はデビューから4勝負けなし

ライオンズの先発は、先週月曜日のベイスターズ戦で、およそ1ヶ月半ぶりの勝利をあげた松本航。過去ジャイアンツ戦の登板は21年6月1日の1度だけ。この試合では岡本和真にソロ本塁打を打たれるなど、6回4失点で降板したが、土壇場9回表に味方打線が同点に追いつき、自身の負けが消えている。

こうした運にも恵まれ、じつは松本はプロ1年目の19年から交流戦は通算4勝0敗と、まだ1度も負けていない。現在キャリア通算33勝29敗の松本だから、パ・リーグ相手の勝ち・負けはイーブン。自身の貯金はすべてセ・リーグ相手に稼いでいる計算になる。

松本 航 交流戦成績

松井稼頭央監督に45年ぶりの屈辱に味合わせないためにも、この連勝を続けて欲しいのだが、心配なのはホームラン。今シーズン7本の被本塁打がある松本だが、1試合(9イニング)あたりで換算にすると1.48本と、ひじょうに高い確率でホームランを打たれている。

両リーグ 被本塁打上位投手(6本以上)

ホームランが出やすいことで知られる東京ドーム。ここまで12球団ダントツトップのチーム本塁打数70本のジャイアンツ打線が相手となる。フライアウトで打者を打ち取るタイプの松本航だけに、一歩間違えれば…の不安が、常につきまとう。

くれぐれも試合の序盤から、ホームランで3点以上を失うような試合だけは、避けて欲しい。

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