見出し画像

栗山巧

2021,9,4 

栗山巧2000安打達成!!


まずは一ライオンズファンとして本当におめでとうございます。

私は達成の瞬間仕事中でした。


生で見たかったけど、こればっかりは仕方ないと思ってる


ライオンズファンになった2008年から13年の月日が流れたが、未だにライオンズで現役なのは栗山と中村と武隈だけという真実を知って少し寂しくなったのも事実である。

ライオンズ一筋の偉大なる大ベテランに敬意の意味を込めて、私の駄文であるが現地ベストゲーム5選を少し記していこうと思う。

1, 2016開幕戦

この年の開幕投手は菊池雄星。相手は当時全盛期の金子千尋ながら6回2失点のQS。7回に打線が奮起して同点になるものの、9回に勝ち越されそのまま敗色濃厚の気配。その裏に秋山が四球出てからのバッター栗山。

コーディエの直球捉えた打球は同点三塁打。ここで打つ辺りさすが栗山なんだが、三塁に滑り込んでそのあとに栗山には珍しいガッツポーズ。めちゃくちゃ印象に残ってるし、普段感情を表に出さない栗山があそこまで闘志を剥き出しにしたのは今でも覚えている。

ちなみに1500安打のタオルが開幕戦のガッツポーズのイラストが描かれていたので思わず衝動買いしたのも今となっては良い思い出である

2,  2017年8月17日  代打サヨナラ3ラン

一転して翌年は代打出場が増えた栗山。この日は0-0の9回に代打で出場。この試合も思えば雄星の不正投球とかいうNPBの訳のわからない判定にも屈せず雄星が9回無失点に抑えて巡ってきたチャンスだった。 

ハーマンのストレートに力負けせず打ち返した打球は我らがライオンズファンが待つスタンドへ。打球が吸い込まれた瞬間に、自分自身初めて野球観戦で号泣したくらい感動してた。まさか球場で号泣するとは思わなかったが、そのなかでも表情一つ変えずにベース一周するミスターライオンズはさすがですね。

炎獅子ユニの締めくくりに相応しいサヨナラホームランだった(ユニの色はそんなに好きじゃない)

画像3

3, 2018年9月17日 先制満塁弾

この試合に勝てばバンク3タテと悲願のマジック11が点灯する一戦。初回から満塁のチャンスで打席に立つと、ミランダの低めの球を捉えた打球はバックスクリーンに飛び込む満塁弾。これだけでも充分凄いのだが、7回に中村がトドメの1発を叩き込みチェックメイト。試合後のお立ち台にはそのままこの二人が上がってて、「本当にこのチームを応援してきてよかった」と切に思える瞬間だった。

画像2


4,  2019年8月17日  千賀の息の根を止める3ラン

前年の天王山に福岡に遠征はしたものの、屈辱の三タテを喰らい個人的にはリベンジだと思い釧路帯広の10日前に福岡弾丸遠征を敢行(は?)。この日は千賀と光成の投げ合いと聞き、光成が踏ん張るくらいしか勝ち目がないなと思っていた。しかし、蓋を空けてみると2回に打線が繋がって一気に6点を奪うと、打席に入った栗山は千賀の浮いた変化球をライトスタンドへ。

確信歩きする栗山とうなだられる千賀の表情が、ここ数年の福岡での苦戦を全て無かったことのようにするかような強烈な一撃だった。この猛攻のお陰で福岡現地初勝利をあげることができた。

画像1


5, 2021年9月3日 犠牲フライ&1999本目


実は2000本を達成する前日に仙台へと向かっていた。最初は行く気は無かったし、楽天の奴らから花束を受け取るところなんて見たいとも思わなかったが、バースデー達成は前例が無いことからする結局見たい気持ちもあり翌日仕事だったが、日帰りで仙台へ。

主役は6番レフト、1打席目はファーストゴロ。

2打席目はチャンスで回ってきた。相手の球を捉えた打球はセンターへの犠牲フライ。

この栗山の打席は改めて、栗山のスゴさを思い知る打席だった。残り2本に大記録が迫りながらも、強振せずに教科書通りの打撃できっちりセンターへ打ち返す。バースデー達成という可能性があろうとも、チームに追加点を取りに行く栗山の打撃スタイルは決して崩さない。この犠牲フライは20年間の努力が詰まった1本だった。


その後の3打席目はファーストゴロ。4打席目は一塁にランナーを置いた場面で回ってきた。ここも自分で決めにいかずに、後ろに繋ぐという姿勢が垣間見える打撃で初球のボールをライトへ。

1999本目も自分で無理に決めにいかないという、栗山の打撃スタイルは決してブレることはなかった。結果的に、打線が繋がって一気に4点を取って試合に勝利。バースデー達成の瞬間を現地で見ることはできなかったが、栗山の積み上げてきたプレースタイルの全てを見届けることができたので満足だった。

画像4

2000本目も栗山らしい流し打ちだった。出塁して塁に戻るまでは、表情一つ変えなかったが、源田と中村に花束を貰った瞬間に満面の笑みを浮かべていたのが印象的だった。

画像5

これからも栗山のプレーを出来る限り現地で見届けていきたいと思いながらこの投稿の〆としたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?