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SM小説「路上の恋文」

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ある夜、麻美(27歳)は家の近くで封筒を拾った。この出来事をきっかけに麻美はSMの世界に足を踏み入れることとなってしまう。麻美はどこまで堕ちていってしまうのか・・・ 【注意】性…
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SM小説「路上の恋文」登場人物紹介

ようやく一部完結・・・まずは、読んで頂いた皆様に感謝いたします。拙い文章にも関わらず、あ…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑭成長

奴隷の誓約 晃子とのランチの翌週、12月中旬の土曜日。世間はクリスマス一色だが麻美にはま…

雷音
11か月前
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SM小説「路上の恋文」⑬狂喜

旧友からの誘い 晃子との約束のランチの日がやってきた。麻美にとっては土日両方に予定が入っ…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑫受容

待ち人 約束の土曜日がやってきた。調教の始まりだ。 麻美にとって心の底では待ちに待った…

雷音
1年前
9

SM小説「路上の恋文」⑪罪と罰

優しい罰 「一昨日、僕が最初に電話したのが13時。そして、最終的にお前が電話に出たのが18時…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑩再訪

見え透いた嘘 水曜日、いつも通りの朝がやってきて、麻美はいつも通りの仕事をこなしている。…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑨定常

くだらない日常 月曜日がやってきた・・・ 麻美はいつもの時間に起きて出社の支度をする。麻美は朝に弱く、ギリギリの時間に起きるためいつも朝の時間は着替え・化粧・歯磨きだけでなくなる。そんな朝の忙しさが週末の出来事をかき消してくれるのだった。姿見で全身の最終確認を終えると、慌てて家を出た。 会社に来ると、麻美は少し安堵した。周りは良識のある人々しか居ないし、業務が忙しい時期に突入していたからだ。この月曜日は新薬のプロトタイプの試験結果が出てくる日だった。朝から晩まで試験機か

SM小説「路上の恋文」⑦披露

独り遊び 麻美には敦司を拒むという選択肢はもうなかった。早々に敦司に満足してもらい、平穏…

雷音
1年前
7

SM小説「路上の恋文」⑥尋問

正しい土下座 翌朝、敦司がまた革靴を鳴らしてやってきた。 カツ、カツ、カツ・・・ガチャッ…

雷音
1年前
8

SM小説「路上の恋文」⑤陥落

厳しい鞭打ち カッ、カッ、カッ 革靴の乾いた音が部屋に近づいてきた。麻美は気を失ったまま…

雷音
1年前
7

SM小説「路上の恋文」④本性

暗い部屋 コンクリートの打ちっ放しで窓は一つもなく、ドアが一つだけ。ドア横の照明が仄かに…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」③応接

冷たい雨の降る土曜日 翌朝は小雨が降っていた。机の上の手紙をこっそりと封筒に戻して、セ…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」②回想

初めての男性との不倫 開発一課・開発リーダの隼人は自らの能力が高いだけでなく、人望もあ…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」①遺失

麻美という女性 名前は麻美、27歳。女子大院卒のいわゆるリケジョ。正確はまじめで几帳面。学業成績は非常に良かったため、第一希望の某化学薬品メーカに入社することができた。そして、希望通り開発部で働き始めて三年が経過していた。 ようやく自分でも少し仕事ができるようになってきて仕事の楽しさを感じ始めた頃だ。特に実験データをまとめる部分についてある程度の裁量を与えられるようになっていた。毎日残業が当たり前の職場であったが、麻美にとっては苦痛ではなく、むしろ心地好い達成感があった。