読書支援アプリ__読書管理ビブリア_について考えてみた

読書支援アプリ、『読書管理ビブリア』について考えてみた

「この本読みたい!」と思ったとき、今まではAmazonの「欲しいものリスト」で管理していたんですが、Amazonの「欲しいものリスト」って、私は頻繁に見返さないんですよね。それに、本屋さんでぶらぶらと本を探しているときに、「あ、そう言えば、Amazonの欲しいものリストに読みたい本の一覧をいれていたな!」と思い出しても、Amazonのアプリを立ち上げて、欲しいものリストまでいって……という動作がそもそも面倒臭い。

そこで、読みたい本を管理する良いアプリはないかなぁ、と思ってApp Storeで探してみたところ、『読書管理ビブリア』に行き着きました。(※こちらのアプリは現在、iPhoneのみで使えるアプリです)

評価とレビューを見てみると、5段階評価のうちの4.5という高評価。しかもディベロッパからの回答率もいいので、これは安心して使えそう!と思って早速導入してみました。結論から申し上げると、導入して大正解でした!

使い勝手は勿論なのですが、何よりこのアプリを使っているとポップアップなどの言葉の端々から「読書が大好きな人が作ったアプリなんだなぁ」と感じられるので、すごく気持ちよく利用できます。たとえば、「なぜビブリアを作ったのか?」という項目が読書管理ビブリアのホームページやApp Storeのページにあるのですが、それが以下の文章になります。

▶︎なぜビブリアを作ったのか?
私は小学生・中学生時代に図書館(図書室)へ通うのが好きで本をたくさん読みました。読書が続いたきっかけのひとつに図書館の貸し出しを記録する「読書カード」がありました。読書カードは本のタイトルと管理番号、貸出し日を記録するだけのシンプルなものです。1枚に付き約20冊記録でき、いっぱいになると新しい次の読書カードが発行されます。図書室で働く司書の方の工夫で読書カードは色違いのものに更新してくれます。例えば1枚目は赤で、2枚目は青、というようにです。したがってその色を見ると自分がどれくらい読書をしているのか分かりました。読書カードが次は何色になるのかささやかな楽しみでした。そのような体験もあり、シンプルでかつ読書をすることが楽しくなる読書カードのようなアプリを当時の自分に向けて届ける感覚で制作しました。

この文章を読んだとき、「図書館の貸し出しカード〜!!そう言えば使ってたなぁ……懐かしい〜!」となりました。戦車が小学生だった頃は、まだ貸し出しカードで学校の図書室の本が管理されていたんです。自分の名前をかけるのが嬉しくて、たくさん本を借りた記憶があります。記憶が間違いでなければ、中学生ぐらいからは図書の管理をバーコードでするようになっていったような……?(「貸し出しカードってなんだ……?」と思われる方は、ジブリの『耳をすませば』を見ていただければ、分かるかと思います)

そんな戦車の曖昧な記憶はどうでも良いのですが、こんな風にアプリに込められた開発者の想いを垣間見れることがすごく素敵だなと思いました。「サービスが便利だから」とか、「使い勝手がいい」とかはもちろん大切ですが、そのサービスが長続きする1つのポイントに「お客さんの感情を動かすことができる」ということがあるのかなぁ、と最近思うようになってきました。

どんなサービスでもそうだと思うのですが、トラブルが発生したりしてお客さんが離れていってしまうことってあると思うんですよね。そんな時に、お客さんを引き止められるかどうかの瀬戸際には、「お客さんがそのサービスが好きかどうか」が大切になってくるんじゃないかなぁと思っています。そのためには制作者が、「私はコレが好きで、私が使いたいから製品を作りました!」と言い切れるぐらいの想いがあると結構、成功するんじゃないかなぁと思っています。こんな風に強く言い切れるようなサービスを作れるようなクリエイターになっていきたいですね。

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