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熱くない!

一般的にそうなのか、私のまわりだけなのかわからないが、しばしば「手で熱いものに触ることができる」話を聞く。

たとえば、熱々の茹でじゃがいもの皮を素手でむけますという人が結構いるのだ。

義母もそのひとりで、義父が「見たか?いつもこうやってやってるんだ」と毎回感心しているが、本当にすごい。

私はといえば、トースターやオーブンから焼き上がったパンを取り出す、ぐらいは素手でする。
でも茹でじゃがいもは基本、少し温度が下がってから皮をむく。
すぐに潰したい場合などは、キッチンペーパーなどワンクッションおいて持つようにしている。


あるとき、若い友人がわが家でポテトサラダを作ってくれることになった。
さあ、茹でじゃがいもの登場だ。

彼女はまだ湯気がもうもうとたっているものをひとつ持ち上げて、「あつっっっ」と鍋に戻した。
キッチンペーパーを使ったらどう?と提案すると、「これはいいですね!」と言いつつ、「でもこういうのも母は素手でやっちゃうんですよね...…私はダメで」と表情を曇らせた。

なんでも、彼女のおばあさまは天ぷらを揚げているときも手で取り出すのだという。

なんと!そ、それはすごい!

が、あえてそうする意味があるのかな、と思わなくもない。

熱いものに触ることができる、というのはたしかに特殊技能のような気はするけれど、くれぐれも注意してほしいと思うのである。

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