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子ども達と接する時に大切にしていること


高校の教員時代ストーリー

高校担任をしていた頃の話になりますが、文化祭の時に、お揃いのトレーナーを作りたい!と子ども達から提案があった。あの頃、Tシャツやトレーナ制作のお店もさほどなく、いかに安く、お揃いのトレーナーを作るかの話し合いで、手作りで作ろうということになった。
自分達でデザインして、安いトレーナを購入して、型紙を作り、あの頃、ペンキだったかな・・ローラーを使い1枚1枚手作りすることになった。
37枚子ども達が協力して、前と後ろのデザインをローラーで色付けしては乾かしての作業を何度も繰り返して制作した。

その当時の文化祭 深澤組!手作りトレーナー
(当時はやんちゃな元気な子達の学校でした^^今は素敵な女性です)

お陰様で、みんなで創り上げようという想いでの牛丼屋さんは大繁盛でとても盛り上がりました。その後卒業生と話をしても、印象的な想いで話となっていて、あのトレーナーは今でも持っているという話も聞いています。

その翌年、後輩の同じ家政科の女子クラス担任の先生から、
先生、同じようにトレーナーを制作しようと思いましたが、私のクラスではできませんでした。どのように指導しているのですか?と聞かれたことがありました。

子どもをやる気に主体的に育むために意識してきたこと、今も
フリースクールでしていることを3つ書いてみようと思います。

子どもの主体性を育むための3つのポイント

心からのプラス言葉を伝える。

「~しなさい」指示・命令形の言葉を極力使わないことを意識しています。
大人から指示されて動くということは、やはり主体性に欠けてしまう。
やはり「どうしたい?」「何がしたい?」質問・発問的接し方にしています。

そして「できる・大丈夫」などのプラス言葉を伝える時は、
心から信じているメッセ―ジ的な想いも添えて伝えるようにしています。

子ども達は本当に見極めてしまう!真剣度合い、本当にそう思っているのか
すぐに察知してしまう。非言語コミュニケーションを感知できる能力が高いと感じます。ある意味言葉はなくても、「あなたを信じている」という想いが伝わることだと。以心伝心ですね。

子どもだから・・・より無限の可能性を信じる。

「子どもだから・・できない」「子どもだから・・無理、まだ早い」
そんな気持ち・目線を外すこと。
子ども達は、ふとすごい閃きを言ってみたりと大人の想定外で感心する場面が沢山あります。(それがまた楽しみでもあり)だからこの子どもたちの無限の眠っているかもしれない、何が飛び出すか!可能性をワクワクして信じている。これも大切なことではないかなと思っています。

信頼・安心できる関係・場所

今、出会っている子どもたちは、成長して必ず自分の人生を切り拓き、
子ども達にとって満足した人生を送れると、信じる気持ち。
目の前の子ども達を ただただ信じる気持ち。
この想いをどれだけ信じれるかが、とても大きいと思っています。
それが、私たちの接する側の、言葉・意識・行動も変化していくのだと
感じます。そして、その想いは子ども達も必ず感じてくれると。

現在は、フリースクールでは、
「この子ども達の成長に必要な学びや体験が起こる」と信じています。

子ども達にしてみたら、そんなに信じられても・・・となるのかもしれませんが、やりたいことを応援して、ひたすら信じているそんな居場所でありたいなと思っています。







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