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【ユニバーサルデザインとは?】 色彩検定UC級を受けてみた : 座学編

こんにちは!Link-UのUIチームです!
10月に入り、少し秋の風を感じ始めましたね 🍂

「 UIデザイナーのみんな!色彩検定UC級というものがあるよ! 」
ある日デザイン部の部長がUC級(ユニバーサルデザイン)の存在を教えてくれました。
弊社では50代〜向けの英語学習アプリであったり、国外アプリも運用しているため、できるだけ多くの人が使いやすいように考えられた「ユニバーサルデザイン」の知識をつけておくと、何かと今後のお仕事にも日常にも役に立つぞ。と考え、UC級を受けることに決めました!


今回は "色彩検定UC級" を受けて得た知識。
「座学編」「色彩編」の二部構成でお送りします!



ユニバーサルデザインとは?

ユニバーサルデザインとは、
「できるだけ多くの人が使いやすいように配慮がされたデザイン」を指します。
年齢や性別、国籍に文化、障がいの有無などに関わらずできるだけ多くの人に分かりやすく、利用しやすいことを目指した設計のことです!


ユニバーサルデザインの7つの原則

1 : 誰でも公平に利用できること

誰にでも利用できるように作られており、かつ、容易に入手できること。
(例 : 自動ドア)

2 : 使う上で自由度が高いこと

使う人のさまざまな好みや能力に合うように作られていること。
(例 : エレベーターのボタン / 高さの異なる手すり )

3 : 使い方が簡単ですぐわかること

使う人の経験や知識、言語能力、集中力に関係なく、使い方がわかりやす く作られていること。
(例 : 押しボタンスイッチ )

4 : 必要な情報がすぐに理解できること

使用状況や、使う人の視覚、聴覚などの感覚能力に関係なく、必要な情報 が効果的に伝わるように作られていること。
(例 : ピクトグラム / 音のなる信号機 )

5 : うっかりミスや危険につながらないデザインであること

ついうっかりしたり、意図しない行動が危険や思わぬ結果につながらないように作られていること。
(例 : ロックを解除して給湯するポット )

6 : 無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること

効率よく、気持ちよく、疲れないで使えるようにすること。
(例 : センサー式の蛇口 )

7 :  アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること

どんな体格や、姿勢、移動能力の人にも、アクセスしやすく、操作がしや すいスペースや大きさにすること。
(例 : 広い多目的トイレ )

https://www.kenken.go.jp/japanese/research/hou/topics/universal/7udp.pdf

(出典:国立研究開発法人 建築研究所 「ユニバーサルデザイン7原則」)

✍️ 7原則と、 例の機能を照らし合わせて考えてみると、かなり生活の中で浸透していますね。我々は知らず知らずの間にユニバーサルデザインに触れていたということです!



バリアフリーとユニバーサルデザインの違い

♦️ バリアフリー
= 障がい者や高齢者の社会参加困難をできるだけ取り除こうとする考えです。元々ある製品や設備について障がい(バリア)となる点を取り除く、
あるいは、後から専用の機能を付け加える というものです。

♦️ ユニバーサルデザイン
= 全ての人に対して、最初から利用しやすくバリアがないように設計されたデザインのことです。

なので、
階段をつくり、その後手すりが付加されるものがバリアフリー。
最初から階段と手すりセットで作られるものがユニバーサルデザインです。

✍️ 私は今までこの2つの違いが分かりませんでした.. UC級を学んで為になった一つですね!



そもそもなぜユニバーサルデザインが必要なのか

「少子高齢化」「障がい者の権利保障」「グローバル化」という構造的な問題を日本が抱えているという背景があります。
より一層、多様性に対応しなければならない ということです..!
ユニバーサルデザインは、構造的な問題を抱える日本において、誰もが生きやすい社会を実現するために、必要不可欠な考え方であると言えます。


教科書・問題集はどこで購入できる?

公式サイト・Amazon ・書店で教科書や問題集を購入することができます。
注意点として….
去年の過去問は、試験年の3月頃に発売されるため、6月の試験を受ける方は要注意!⚠️
私は去年の過去問を購入しておらず、試験当日に購入していないことに気付き、早めに家を出て本屋さんに駆け込みました…


次回「色彩編」

高齢者や障がい者がどのような色の見え方をしているのか。
実際にどういったデザインで世の中の問題を解決していくのか。

ユニバーサルデザインの色の側面や、視覚情報に関する話題をまとめていきますのでぜひご覧ください^^


また、デザインチームでは一緒にサービスを作っていくデザイナーを募集しています。
少しでも興味を持ってくださった方、もっと詳しく知りたいと思ってくださった方はぜひこちらのリンクからご連絡ください。

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  • 24年新卒採用 : デザイナー( UIデザイナー / UXデザイナー / グラフィックデザイナー )


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