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024 十人十色働き方プロジェクト(2)

これからのりんくるは働きやすい、働きがいを追求する

訪問介護のスタッフの高齢化や求人倍率も高い。人材確保は今後ますます難局を迎える。訪問介護の平均年齢は54歳、弊社の平均年齢は45歳いくぶん若いが、今後の年齢構成バランスを考えると、若い世代の採用は事業継続には不可欠です。現在在籍のスタッフ、そしてこれから採用するスタッフともに、働き方は会社にあわせるではなく、個々にあわせていく必要もあるのではと考えています。
そして、弊社がこれから取り組もうとしていることは「十人十色の働き方」です。

労働条件の年次更改の提案

終身雇用が崩壊した今、働きやすい職場を求めて、働きがいを求めて人は企業を探しています。ならば、離職率を減らすために弊社で取り組む方法として、ライフスタイルにあわせて、年毎に労働条件を更改しの提案を行い、またそれに応じられる社内風土を構築することだと考えます。
弊社は決算月が12月であることから、次年度1月~12月の1年間の働き方をおおむね10月中に全社員を対象に面談を行い、個々の働き方を提示をしていただく、それに対して法人としての意見とすり合わせを行っていこうと考えています。

週休3日制の導入

弊社は現在は週休2日、年間休日107日。
新たな提案として今回導入予定は週休3日制度。
1日8時間労働時間はそのままで週4日勤務、週32時間労働となります。
この休暇を利用して
 ・子育てや介護
 ・資格取得(通学など)
 ・副業
 ・独立
が可能となるよう支援いたします。
労働時間の短縮により、収入面は基本報酬の約80%程度となる予定です。
※試算では月額報酬82%となっています。

短時間正社員制度

時短勤務可能な制度です。
1日6時間✕5日制で週30時間労働となります。
これは特に子育て中の方、介護をされている方が対象とると考えています。
労働時間短縮により、収入面は基本報酬の約75%程度となる予定です。
※試算では月額報酬76%となっています。

働きがいを求める働き方の提案

働き方は休みなど余暇を求める方と収入増を求める方といます。
働く時間についてはシフト制ですが、インターバル制度を導入しています。また有給休暇も1時間単位で取得可能です。
休みをしっかりと確保したまま、年収をどれくらいアップさせたいか、それにより働き方を提案します。
・役職やプロジェクトリーダーにつく(役職手当)
・夜勤をする(夜勤手当)
・日祝、全シフト時間対応(賞与加算)
・残業が可能(残業手当)
・訪問件数(賞与加算)
・資格取得 ※介護福祉士、喀痰吸引(資格手当)他

社内ベンチャー制度

弊社では起業チャレンジをサポートいたします。
起業したいがリスク、経験など不足する部分をサポートし、社内起業を行っていきます。
対象となるのは
・若年層35歳未満
・介護経験問わず(※無資格の場合は初任者研修取得)
・弊社の法人理念を理解の上、事業内容に添えること
 ※現在弊社の概ね事業目的の範囲内
・正社員採用となるため、社会保険加入、退職金制度加入など規定通り
・事業立ち上げ~採算ベースにのるまでは月64時間内の介護事業に従事
 ※週1~2日程度を介護事業で、週3~4日をベンチャー事業を従事
・給与を固定給とし、事業部の利益を歩合として加算。
処遇改善等については、介護事業に従事した分で按分支給予定。
・事業部として成り立つようになれば、子会社化(役員となる)
・最終目的は完全独立とし事業継承を行う。

採用者のメリットとしては、固定給を支給され、正社員としての立場を確保しながら、リスク最小限での起業を行う。弊社からのサポートを受けられる。
考えられる支援として
・資金調達
・運営管理指導(経理業務、労務業務など)
・行政への申請書類作成指導
・顧客や連携先の提案等

とにかくアイデアとやる気はあるけど、チャレンジするにはお金も人脈もない。私たちはそんな若い方の応援を行うことで、新しい事業を行い、弊社のサービスも付加価値がつく、相乗効果を期待できると考えています。
将来的にも経営のできる介護職を増やすことで、介護業界を盛り上げていきたいと考えてこの取り組みを行います。
 

弊社はまだまだ3年。
働きやすさと働きがい、この両方を大切にした人材確保を考えています。
この提案がうまく機能するには数年かかると考えています。
しかし、小さな会社だからできることは必ずあると考え、新たな働き方を提案していきます。
介護事業が3Kと言われた時代が過ぎ去ってしまうことを願って、弊社は良いと思うことはどんどん取り入れていきます。
今回、ここに記載した内容は、これから社内調整、そして就業規則の見直しを経て、次年度に導入できるように調整を行っていこうとしています。
そして、これはスタートであってゴールではなく、色々な課題が出てくることが予想されます。整備が始まれば一部試験運用をする予定です。
一度決めた就業規則を運用してしまうと、これを元に戻すことは難しい。相談している労務士の方にも慎重に、でもこれを介護事業者がすることが意味があるのではないかと一定の賛同も得ています。
まずは、社員の反応がいかほどか…また今後の動きは改めてご報告をいたします。

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