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起業家精神とまちづくり。地域活性化フォーラム「DXで変わる!ビジネスタウン茅ヶ崎へ」を終えて

先日、公益社団法人茅ヶ崎青年会議所主催の地域活性化フォーラム「DXで変わる!ビジネスタウン茅ヶ崎へ」を開催させていただきました。

今後の茅ヶ崎のまちづくりを考える上で、「移住」「デジタルトランスフォーメーション」「化学反応」「ワークライフバランスが実現するまち」「パートナーシップ(協働)」というようなキーワードは欠かせません。

今回は、第一線で活躍されているDX人材に相応しい起業家の方々をスピーカーにお招きし、講演会を開催しました。ビジネスタウン茅ヶ崎、なんてイメージを誰も持っていないだろうけど、そんなブランディングが茅ヶ崎の良さを一層際立たせることは違いありません。まだご覧になられていない方は、是非ご視聴ください。気づきの多い時間でしたので、私も当日現地におりましたが、その後2回見直して勉強しています。

さて、今回はそんな講演会を通じて考えを深めた点について触れてみたいと思います。

1.茅ヶ崎に魅力があることは間違いない。特にサーフィンは強い。

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登場していただいたスピーカーの皆様は、

シェアエックス株式会社 CEO&Founder 中川 亮 様
シッピーノ株式会社 取締役 五島 可貴 様
きざしデザイン合同会社 代表/CEO 月原 直哉 様
株式会社ZENKIGEN 代表取締役 CEO 野澤 比日樹 様
株式会社ダースー(dahsue inc.) 代表取締役 須田 大輔 様(特別出演)

地元茅ヶ崎の五島さん以外は、移住して茅ヶ崎で起業された中川さん、移住して茅ヶ崎を拠点に全国を走り回る月原さん、昨年サテライトオフィスを茅ヶ崎に開設された野澤さん、そして移住して茅ヶ崎で起業された須田さん。

みなさん、海が好きで、ほとんどサーフィンをされるそうです。仕事とサーフィンを両立できるエリアとして茅ヶ崎を選び、仕事でも圧倒的な活躍をされるみなさん。

サーフィン文化の強みって実は尋常じゃないパワーがあるんだなって思いました。私、全然サーフィンやれませんし、泳げないのですが、格好から入りたいので始めたいなって思いました(誰か教えてください・・・)

2.茅ヶ崎は取り立てて秀でているものはない。ただ、人は良い。

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ビジネスタウン!ってネーミングで事業を構築しましたが、それに相応しい体制が揃っているかというと全然そうでもない茅ヶ崎。それでも、事業を支える「人」「もの」「金」でいうと「人」こそが要であり、その「人」が良いのが茅ヶ崎と言います。

例えば、バーベキューをしていると地域の人が混ざってきたり(笑)とか、そういう寛容性のようなものが茅ヶ崎の空気にはあるとスピーカーのみなさんは語られていました。

地元民からすると、なるほどというか、私は多様性こそが今後の最大テーマだと考えていますが、多様な地域、多様な組織を実現するためには、寛容であるということが何よりも大切と考えています。それぞれが違うのだ、という大前提を素直に受け入れること。もし、これが茅ヶ崎の精神性として優れているなら、本当に嬉しいです。

3.茅ヶ崎は便利か?いや、かなり不便。

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これは茅ヶ崎で育って、茅ヶ崎で現在事業をしているわたし自身も感じているところですが、コンパクトなまちですが結構不便だなって思います。

特に、移動の面です。

公共交通は、茅ヶ崎駅を中心に南北に広がっていますが、茅ヶ崎のシンボルとも言える海岸にいってしまうと、茅ヶ崎駅に戻る足をつかまえることがなかなかできません。タクシーがたくさん走っているわけでもないため、流しをつかまえることもできません。

シェアサイクルも極めて中途半端にしか設置されていないため、利用しようという気にもならず・・・なのですが、スピーカーの皆さんもシェアサイクルを利用すること普通に話していらしたので、なるほど、今後茅ヶ崎に移住される人たちやビジネスに訪れる方々向けにシェアサイクルを充実させることはポイントかもしれないなって思います。(ただ、シェアサイクルのベンチャーで働く人に聞いてみたところ、収支があまり良くないため、なかなか設置が広がらないそうです。金沢がとても良い取り組みをされているそうで、ちょっと視察してみたい。)

4.いいと思うことをどんどんやろう。力を貸してほしいです!

何はともあれ、わたし自身今回の例会で一番よかったなぁって思うことは、ものすごく素敵な人たちに出会えたということです。

スピーカーの皆さんは聡明で、熱くて、寛容性があって、私たちがしようとしている取り組みについても前のめりで一緒になって考えてくださり、さらにはそのリソースまで提供してくださろうとしてくれています。

そんな姿を目の当たりにして、わたし自身は改めてこう思いました。


「起業家精神でまちづくりに取り組みたい」


これは私の反省なのですが、青年会議所に入会して9年。気がつくと、「茅ヶ崎青年会議所はこうあるべき」「茅ヶ崎青年会議所はこういうところだ」という先入観を持ってしまっている時があります。

それは茅ヶ崎青年会議所を支えていくために必要なプライドだったり精神的支柱なのですが、それが強くなりすぎると、「いや、それはJC的ではないよね」とか「それはハレーションを起こすんじゃないか」という消極的な発想を生んでしまう自分がいて、そんな自分にメスを入れてもらえる機会になりました。

今年、理事長職を預かる身として、改めてワガママに突き進んでいきたいと思いました。そして、そのワガママを出すからこそ、責任感を持って牽引したいなって。

安武委員長をはじめとする地域経済開発委員会の皆さん、企画をありがとうございました。

そして、スピーカーの皆様、これからも是非お力添えを頂けたらと思いますし、それに相応しい茅ヶ崎青年会議所にしていきたいと思います。本当にありがとうございます!

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