健全にケンカしよう 〜仲間に愛はあるか?-Credo・Valueを考えるシリーズ その4〜
なぜこれを書こうと思ったのか
iCAREの加藤浩司です。普段はコージと呼ばれてます。
今日の話題はiCAREの3つのCredo(誰と共に働きたいか)の1つである「仲間に愛はあるか?」についてです。
これについて書こうと思った理由は2つあります。
iCAREのメンバーの過去のブログを検索したところ、Credoのうち、「愛」について書かれているものが最も多そうだったので。つまりiCAREのメンバーの関心の高さ
愛という言葉の一般的な意味に起因して、人により解釈が違うことが起きがちなため
「仲間に愛がある」とは何なのか?
iCAREが考える愛の前に、まず一般的な意味での愛の意味を見ていきたいと思います。広辞苑によると「愛」には以下の8つの意味があるようです。
これらのうち仕事の場面で関連しそうなものは、1の後半の「広く、人間や生物への思いやり」と3の後半の「大切にすること」あたりでしょうか。
対象物の違いはあるものの、いずれも「優しさ」に近いニュアンスかと思います。
次に、iCAREのメンバーがこの言葉をどう捉えているか。iCAREメンバーのこれまでのnoteの記事から探ってみたいと思います。
ポイントは、顧客目線、プロ意識が前提にあること、その上での相手への配慮という点かと思います。もう1つ見てみたいと思います。
優しさというよりも、専門分野が異なる相手への敬意が重要という視点かなと思います。
なぜ愛が大事か?
それでは、iCAREのCredoにおける「愛」とは何なのか。Credoの説明文は以下のように書いています。
やはり「優しさ」というニュアンスはないようです。色々な要素が入っているので、分解してみると、
何を期待しているか:本音でぶつかり合う、理想を尊重、Respect & Strict
誰の問題か:仲間と、お互いに
何のためか:理想を実現するため
結果的にどうなるか:プロとして楽しむ
となり、2つの特徴があると感じました。
1つは、「愛」という言葉からイメージされる個人と個人の関係性が出発点なのではなく、理想の姿というゴールから逆算していること。ここでの理想の姿とは、例えばプロダクト開発であれば、よりよいユーザー体験を実現するプロダクトであり、社内の業務プロセス改善であれば、より効率的でミスが起こらないプロセスの構築と運用だと思います。つまり、あくまでこれらの結果・成果を出すという視点から入って、その実現のために愛ある行動をしようということであり、裏を返せば、愛がないと中途半端な成果しか出せないよという考えが根底にあると思います。
もう1つは、行動を起こす人からの一方通行のものではなく、相互作用が大事だと考えていることです。たしかに、結果を求めるために厳しい姿勢を取れるかどうかは、本人だけの問題ではなく、受け手側がそれを受容する姿勢を示しているかというのも同じくらい、もしくはそれ以上に重要であると思います。得てして、愛のある行動はその行動を起こした本人が注目されがちですが、それを引き出した相手方の素晴らしさにも同じくらい焦点を当てることがよい組織に繋がるのではないでしょうか。
最後に
この記事のタイトルに「健全にケンカしよう」と書いたのは、自分も含めて普通の人は油断すると衝突が起きない安易な道に流れがちだと普段から感じているからです。そんな時に、成果起点・相互作用という点を意識して、健全にぶつかり合うチームを築いていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
iCAREではパーパスである「働くひとの健康を世界中に創る」を一緒に実現してくれる仲間を各種ポジションで募集しています。
カジュアル面談からでも歓迎です。是非下記リンクよりエントリーください。
過去のCredo・Valueを考えるシリーズはこちら。興味ある方は是非ご覧ください。
その1 全集中、スピードの呼吸
https://note.icare-carely.co.jp/n/naf83147395ea
その2 フタをしないとどうなるか?
https://note.com/link55/n/n9a2c34374e34
その3 仕事における「誇り」とは?
https://note.com/link55/n/n45bd32336815