影響の輪の中で
今日は前回かぜをひいた「のってるボーイ」からダッシュで逃げた2人の話です。
クリエイター「k a j u」の「かがやくまち」はこちらからどうぞ。
EP8・それぞれいろいろ
2人が親分のところに向かいます。
親分というか、オヤブンという名前のキャラクターですが。
ちなみに小さい方は、
右→「おちびちゃん」
左→「おちびくん」
ダッシュで逃げるほどですから怖かったんですね。
ここでオヤブンと話していますが、2人とも小さくてウイルスには弱いようです。
そう考えれば、マスクをした「のってるボーイ」から逃げてくるのもわかります。
そんな怖がっていた2人にオヤブンは、
「でもね、皆それぞれ君たちと同じで、違う不安があるんだ。皆それぞれ一生懸命なんだ」
と伝えます。
オヤブンはさらに言います。
「そう、だから自分の一生懸命をやればいいよ。そしたら人の一生懸命もわかるから応援もできる」
2人は納得したようですね。
(なんか黒くなったけど着替えたのかな?笑)
そして自分のできる事である「うがい」を頑張る事にしたようです。
前回の時点では、ちょっと大げさでひどい反応にも見えた「おちびくん」と「おちびちゃん」ですが、実際は体が弱くて、人並み以上に警戒していたことがわかります。
事情を理解すれば「ある意味仕方なかったのかな」とも思います。
オヤブンは2人の事をよく知っているので、そんな気持ちも理解していますね。
しかし、いつも関わっている2人だからこそ、「バイキン怖えー」という姿を見た時、風邪を引いた人から逃げてきた事にも気づいたんだと思います。
この状況が想像できたんですね。
だからオヤブンは「自分の都合だけで考えてはいけない、相手も不安がある」という事を伝えたかったんだと思います。
今の世界ではこういう「相手の立場も考えて、自分のできる事をやる」という事が必要に思えます。
ウイルスが蔓延していて、いろんな不安があります。
自分が死んでしまうかもしれない。
自分の大切な人が死んでしまうかもしれない。
仕事がなくなってしまうかもしれない。
損をしてしまうかもしれない。
批判されるかもしれない。
立場によってできる事も違います。
世界や国を動かす立場。
医療の現場で戦う立場。
情報を伝える立場。
いつもの仕事で人々の生活を支える立場。
仕事を止めて感染を防ぐ立場。
それぞれの「不安要素」も違えば「できる事」も違いますよね。
そんな中「国が悪い」「医療が悪い」「会社が悪い」「マスコミが悪い」などいろんな話がでます。
確かに「これが状況を悪化させている」という分析自体は大切だと思いますが、あまり批判的になってしまうのはどうかと思います。
自己啓発書で有名な「7つの習慣」には「関心の輪と影響の輪」という話があります。
関心の輪=自分が関心を持っている範囲(ここでいう立場の違う人の行動も含めて、自分が関心を持つ範囲)
影響の輪=自分が影響を及ぼせる範囲(ここでいう自分にできること)
関心の輪にとらわれず、影響の輪に自分の力を注ぐ事が大切だという話ですね。
そんな風に、他人の批判に集中しないで、自分のできる事に集中するのがいいんじゃないでしょうか。
EP8から導くアクションプラン
自分ができる事に集中する
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?