安心して新しい場所へ[Footwork & Network vor.18 no.5]

ジュンリとの出会い

 初めて顔を合わせたのは授業のzoomだった。勝手ながら「可愛らしい女の子」「薄いガラス」のように壊れてしまいそうな第一印象を抱いたため慎重に接していこう…と考えていた。しかし、リアルで対面すると驚いた。彼女はとっても活発なのだ。

カッコイイ!と思う人に会いに行くジュンリ

 ある日のゼミの後、ジュンリが思うかっこいい女性であるサークルのOGとご飯に行くという。自分からコンタクトを取って会いに行くという行動に出会ってすぐ刺激を受けた。「憧れる人に会いに行く」ことはジュンリにとってどんな人でも積極的に行けるのではなく、良くしてくれて自分に好意的な人だから、と言っていた。
 誰にでもというわけではない、という言葉にどこか安心してしまった。どう思われていてもこちらは好きだから会いに行くという強靭なメンタルの持ち主ではない。繊細な心の持ち主であり自分の心に素直に気になる相手をよく観察している真っ直ぐさを素敵だと感じた。

人付き合い

 上辺だけの人付き合いを望まなくても、実際にしないというのは学生にとって容易ではない。常に仲良しグループで行動しないと仲間外れと感じるし、一人で行動していれば一匹狼と言われる。ジュンリも例外でなく、周りにグループがある中で一人でいるのは居心地が悪いと感じる。そのためグループにはいるものの一緒に行動するのはめんどくさく、一人でいる時間を無理矢理作っていた。周りにある程度合わせているが、憧れる人と互いに好意的になると臆する事なく会いに行く。ここまで人付き合いでバランスを取れている人に私は初めて出会った。

新しい人との出会いがくれたもの

 私はこの9月から長岡ゼミに所属し、一気に新しい人との出会いを経験した。その中の一人がジュンリであり、彼女は私の人と接するのを怖がり、面倒なことはとりあえずいいやと考えてしまう困った癖を見つめ直すきっかけをくれた。新しい人との出会いに消極的だった私だが、長岡ゼミで出会う人からの刺激が新しい人を「怖い」から「興味」に変えてくれた。もっと行ったことのない場所へ行きたいし、そこで人と出会いたいとさえ思う。

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