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be動詞は難しい!

今回のテーマ:「be動詞」

皆さん、be動詞って難しくないですか?私は中学生時代に非常に苦戦した記憶があります。「主語によって動詞の形が変わるのか?」「be動詞はどう訳すべきなのか?」など様々な疑問が沸き上がってきます。ということで、今回はbe動詞について解説していこうと思います。

まずは、おさらい

be動詞の最大の特徴は主語によって活用が全く異なるという点です。下の表がbe動詞の活用表です。

be動詞の活用表

文法用語1

1人称単数とは、I(私)・1人称複数とは、we(私たち)

2人称単数とは、you(あなた)・2人称複数とは、you(あなたたち)
*文法上は2人称の単数と複数に綴りの違いはありません。ですが、会話上 
では区別をします。2人称単数はyouで2人称複数はyou all,you guysなどと 
言います。また、相手(2人称)の数が2人ならyou two、3人ならyou three、4人ならyou fourということもできます。

3人称単数とは、私とあなた以外の人、物、事でその数が1以下
3人称複数とは、私とあなた以外の人、物、事でその数が2以上

be動詞の表す意味

次にbe動詞の表す意味についてのおさらいをしましょう。
be動詞が表す意味は2つあります。「存在」と「イコール」です。

例)I am in my house. 私は家の中にいます。
 →「私」がどこに存在しているか(=どこにいるか)を表しています。

「存在」の意味

例)I am a student. 私は学生です。
 →「私」=「学生」の関係を表します。

「イコール」の意味

be動詞は進行形(~している)・受動態(~される)の表現でも使います。

例)I am running. 私は走っています。
 →進行中の動作を表します。

進行形の例文

例)This book was written by Sakae Tsuboi. 
 この本は壺井栄によって書かれた。
 →受け身の内容を表します。

受動態の例文

私(漣 連)のbe動詞の解説

今までの解説は一般的なbee動詞の解説をまとめてみました。ここからは、私なりのbe動詞の解釈と解説を書こうと思います。

be動詞=「主語の説明」

be動詞自体が主語の説明をしているわけではありません。より正確に言うと、「be動詞は主語の説明が始まる合図である」です。

形容詞(形容詞でする主語の説明)

例)I am in my house. 私は家の中にいます。
 →「I」が「my house」に「in」している状態である。よって、「in my 
  house」のかたまりが「I」を説明していることになります。

例1

名詞(代名詞)を説明する品詞は形容詞です。「in my house」は代名詞(人称代名詞)である「I」を説明しているので、「in my house」は形容詞の役割を果たしています。

名詞(名詞でする主語の説明)

例)I am a student. 私は学生です。
 →「I」の立場(肩書)が「student」である。

例2

名詞(代名詞)を説明する品詞は形容詞ですが、名詞を名詞で説明することもあります。

進行形(動詞のing形でする主語の説明)

例)I am running. 私は走っています。
 →「I」は「running(走っている状態)」である。

例3

動詞の語尾にingがついている形で主語の状態を説明している語を現在分詞と言います。

受動態(動詞のed形でする主語の説明)

例)This book was written by Sakae Tsuboi.
 →「this book」は「written by Sakae Tsuboi(壺井栄が書いた状態)」である。

例4

動詞の語尾にedがついている形(例外あり)で主語の状態を説明している語を過去分詞と言います。

文法用語2

be動詞の後ろにくる語で主語の状態を説明している語(形容詞・名詞・現在分詞・過去分詞)をまとめて補語と呼びます。

発展的内容

be動詞には中学・高校の英語では習わない使い方(意味)があります。それは「<神など>が実在する」という意味です。この使い方は文学的な使い方です。

例)God is. 神は存在する。

例1

To be or not to be: that is the question.
生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。

シェイクスピアの『ハムレット』より

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回はbe動詞について解説しました。いかがでしたか?be動詞の解説には様々なタイプの解説がありますのでいろいろな解説に目を通してみてください。また、次の記事でお会いしましょう。


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