動詞の不規則変化はありがたい。
英語学習者の難敵、動詞の不規則変化
英語の学習経験がある人なら一度はつまずいたことがあるであろう動詞の不規則変化のありがたさについて書こうと思います。
まずは、おさらい
英語の動詞には大きく分けて3種類の活用があります。原形・過去形・過去分詞形の3つです。(厳密にいうともう少しありますが…)例えば、動詞playの場合、原形・過去形・過去分詞形の順番でplay・played・playedとなります。
動詞の活用には規則活用と不規則活用の2種類あります。規則変化は原則、動詞の語尾にedをつけて過去形と過去分詞形をあらわします。不規則活用は規則活用のルールに当てはまらず動詞各々の活用があります。例えば、動詞のwriteの原形・過去形・過去分詞形の順番でwrite・wrote・wrritenとなります。
不規則変化をする動詞の中で、非常に特殊な活用をする動詞があります。その例がこちらです
動詞のput
原形:put 過去形:put 過去分詞形:put
厄介者はこいつ
厄介者はこいつ、原形も過去形も過去分詞形も形が同じ活用をする動詞。こいつが厄介なんです。ほんまに厄介やねん… 「覚えるの楽でええやん」というツッコミが入りそうですが、そんなことはないんです。
確かに覚えるのは楽です。でも英文の中にこのパターンの動詞が登場すると厄介になるんです。
まずは次の英文を見てください
I write a letter.
I wrote a letter.
この二つの英文は動詞の部分を見るだけでいつの話なのかが分かります。しかし、次の場合ならどうでしょう
I put an apple on the desk.
I put an apple on the desk.
この英文の場合、これだけではいつの話かは特定出来ません。文脈や過去を表す副詞などがないといつの話かを理解することができません。
これが非常に厄介なところなんです。
さて、変化しない動詞のややこしさと変化する動詞のありがたさを分かっていただけたでしょうか?「覚えんの面倒くさい」とか言わずにしっかり覚えてください。いつか必ず英文を読むときに役に立ちますから…
ミニクイズ
次の英文を和訳してください。
She put an apple on the desk.
解説
この英文の主語であるshe(彼女)は三人称単数主語です。三人称単数主語で現在形を表す時には動詞の語尾にsが必要です。しかし、この英文の動詞にはsがありません。よってこの動詞の時制は過去となります。
「彼女は机にリンゴを一つ置いた。」が正解です。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は動詞の不規則変化について書きました。不規則変化がいかにありがたいかが分かったのではないのでしょうか。では、次の記事でお会いしましょう!