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「する」と「される」


過去記事の続き

 今回の記事は1か月ほど前に投稿した記事の続きです。過去記事を読んでからの方がより理解が深まると思うので、良ければ読んでみてください。下のリンクから過去記事へ行けます。↓

 英単語には「接頭辞」「語根」「接尾辞」という要素から成り立っています。「接頭辞」は英単語の先頭に付き、方向・時間・強調・否定などを、「語根」はその英単語の核となる意味を、「接尾辞」はその英単語の品詞・追加の意味を表します。
 今回の記事は、色々ある接尾辞の中から「-er」と「-ee」に焦点を当てた記事になります。

lighthouse keeper

「keeper」は動詞の「keep」に「-er」をつけてできた名詞です。この「-er」ですが、これは英単語の語尾にあるので接尾辞となります。接尾辞の-erの意味は「能動(~する人/物)」です。例えば、動詞のplayに-erをつけるとplayerとなり「playする人」で「選手」という意味になります。

employerとemployee

employ(雇う)+-er(能動)=employer(雇い主)となります。

 employの派生語であるemployerですが、employの派生語は、もう一つあります。それがemployeeです。この単語の意味は、「従業員」です。employeeを分解すると、employ(雇う)+-ee(接尾辞の-ee)=employee(従業員)となります。
 あれ…employerとemployeeでは、真逆の意味ですね。どうしてこのような意味の違いが生まれるのでしょうか?
 その答えは接尾辞の「-er」と接尾辞の「-ee」の表す意味の違いにあります。
 接尾辞の「-er」は「能動(~する人/物)でしたね。そして、接尾辞の「-ee」には「受動(~される人/物)」という意味があります。勘のいい方はもうお気づきかと思いますが、employeeは「雇われる人」であるので、「従業員」という意味になります。

最後に

 最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は接尾辞の「-er」と「-ee」の解説記事でした。いかがでしたか?楽しんで頂けたら嬉しいです。では、次の記事でお会いしましょう。

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