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『英英辞典を読んでみませんか?』

『英英辞典を読んでみませんか?』の初回

現役中高生のみなさんや言語系の学校や専攻に所属しているみなさんは現在進行形で、社会人のみなさんは学生時代にお世話になったであろう辞書は「英和辞典」「和英辞典」だったのではないのでしょうか?まぁ少なくとも一回は使ったことがあるでしょう。

しかし、「英英辞典」を使ったことのある方というのは「英和辞典」「和英辞典」に比べるとかなり数が減るのではないかと思います。
(言語系の学校や専攻に所属している方なら使ったことがあるかもしれませんね)

ということで…英英辞典を読んでみよう!

どの英単語を英英辞典で調べて紹介しようかなっと考えていたら、本棚に立っている「LEAP」という英単語帳が私の視界に入りました。そこで閃きました。

「この単語帳の単語を最初の単語を紹介しよう」

ということでやっていきます。

agree

<自動詞>
①意見が一致する
②同意する
③決定する

ジーニアス英和辞典 第5版

①to have the same opinion as somebody
 誰かと同じ意見を持つこと
②to approve of something because you think it is morally right
 道徳的に正しいと判断したため、そのことを承認する
③to dicide with somebody slse to do something or to have something
 他の誰かと何かをするまたは何かを持つことを決める

Oxford Advanced Learner's Dictionnary 10th edition

英和辞典と英英辞典を比較してみると英和辞典の訳語の正確さがよくわかりますね。かなり正確な訳語が与えられているような気がします。

しかし、一方で英英辞典にしか掲載されていない内容いくつかありますね。例えば、英英辞典の②を見てみると承認する理由(根拠)について述べられています。これは英英辞典でしか知ることのできない情報でしょう。

また、英和辞典にも英英辞典にも掲載がありますが「決定する/decide」という意味に関してはあまり知られていないのではないのでしょうか?少なくとも一番最初に思い浮かぶ意味ではないような気がします。

英英辞典のおススメの使い方と使うタイミング

ここでは、英英辞典のおススメの使い方とタイミングについて紹介します。(あくまでも私個人の考えなので参考までに)

まず、中学生には英英辞典はおススメできません。なぜなら、英英辞典という名の通り全編英語で書かれていて日本語での記述は一切ありません。ですので基礎英単語基礎英文法が身についていない段階では、英単語1個調べるだけでもかなりの時間を要してしまい、それがしんどくなり英語が嫌になってしまう可能性があります。基礎英単語が身についていない段階では、英和辞典・和英辞典をしっかり使い込んでください。
次に基礎英単語・基礎英文法が身についている高校生は、ぜひ一度英英辞典を使ってみるといいと思います。使ってみて「もう使わなくてもいいかな」と思ったら英和辞典・和英辞典に戻ってください。無理に使う必要はありません。逆に「面白い」「もっと使ってみたい」と思ったらぜひ英和辞典・和英辞典と併用して使ってみてください。基本は英和辞典・和英辞典で調べて、時間があるとき(部活等のない休日や長期休暇など)に英英辞典を使ってみるといいと思います。

*基礎英単語・基礎英文法が身についている状態とは、どんな英文を読んでも辞書なしで6割~7割程度読める状態をさします。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は英和辞典と英英辞典の比較をしてみました。意外な発見があったのではないのでしょうか?では、次の記事でお会いしましょう。

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