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不定詞 第1回


不定詞の徹底解説

 今回の記事は不定詞の徹底解説記事です。今現在、不定詞を勉強している中高生の皆さんは必見です!

そもそも不定詞とは?

 初めに「不定詞とは何か?」から始めましょう。不定詞の定義は以下の通りです。

主語によって定まった形を取らない動詞を含む言葉

不定詞の定義

 英語の世界では、主語によって動詞の形が定まります。例えば、likeという動詞を見てみると主語が「I(私)」であれば動詞は「like(~が好き)」となり、主語が「he(彼)」であれば動詞は「likes(~が好き)」というようになります。
 このように、英語では主語によって動詞の形が定まります。しかし、不定詞はいかなる主語でも同じ形を用いるため、「不定詞」という名前が付けられました。

不定詞の種類と役割

 不定詞には2種類あります。それは、「to不定詞」「原形不定詞」の2種類です。この2つには「形」の違い「役割」の違いがあります。

to不定詞の形

 to不定詞の形は「to+動詞の原形」です。例えば、to play/to run/to go/to doなど。

to不定詞の役割

 to不定詞の役割は3つあります。1つ目は「名詞的用法」、2つ目は「形容詞的用法」、3つ目は「副詞的用法」です。

<名詞的用法>
主語・動詞の目的語・補語のいづれかになる。「~すること」と訳すとわかりやすい。
例)To play soccer is fun. サッカーをすることはたのしい。(主語)
例)I want to play soccer. 私はサッカーがしたい。(動詞の目的語)
例)My life is to play soccer. 私の人生はサッカーをすることだ。(補語)

<形容詞的用法>
名詞を修飾する形容詞の役割をする。
例)I have something to eat. 私は食べ物を持っている。
例)I get something to drink. 私は飲み物を買う。

<副詞的用法>
名詞以外を修飾する役割をする。
例)I get up early to study English. 私は英語を勉強するために早起きをする

原形不定詞の形

 原形不定詞の形は字のごとく「動詞の原形」です。例えば、do/run/like/learnなど。

原形不定詞の役割

 原形不定詞の役割は2つあります。1つ目は「助動詞の目的語」で2つ目は「使役動詞・知覚動詞の補語」です。

<助動詞の目的語>
助動詞の後ろに置いて助動詞の表す内容の対象を表す役割をする。
例)I can play soccer. 私はサッカーができる。
→直訳すると、「私はサッカーをすることができる。」となります。to不定詞の名詞的用法と同じような役割を果たしますが、助動詞の目的語としか使えません。

<使役動詞・知覚動詞の補語>
使役動詞(let・have・make)と知覚動詞(see・watch・feelなど)の動詞がSVOCの構文をとる時のC(補語)の役割をする。
例)I have him do that. 私は彼にそれをやらせる。
例)I make her do my homeworks. 私は彼女に私の宿題をさせる。
例)I let them play outside. 私は彼らに外で遊ばせる。
例)I see him go there. 私は彼がそこへ行くのを見る。
例)I watch you play soccer. 私はあなたがサッカーをするのを見る。
例)I feel the earth tremble. 私は大地が揺れるのを感じる。

 今回はここまで。次回の記事で不定詞の続きを解説します。お楽しみに!

最後に

 最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は不定詞の解説の第1回を投稿しました。いかがでしたか?「不定詞」という文法項目はなかなか難関な事項です。私自身も中学生時代に相当苦労しました。不定詞の全体像が見えたのは最近な気がします。皆さんの英語学習の一助になればうれしいです。では、次の記事でお会いしましょう。

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