クリスマス🎄と読書1
12月です。
立冬の前日(11月8日)に27度の最高気温を記録し、
クリスマス装飾に大きな違和感を感じた11月でした。
少しずつ気温の上がり下がりも落ち着いてくるのでしょうか。
今日の最高気温は10度でしたが、今週また20度近くの予想も出ています。
クリスマスに向けて物語が読みたくなります。
アドベントカレンダー、ではありませんが、
日々すこしずつ読み進めて、23日ごろクライマックスに近づくと
とてもあたたかい気持ちで世界を眺められるようになるからでしょうか。
物語の世界観に没頭できる年もあれば、まったくダメな年もありますが、
今年はケストナーの『飛ぶ教室』を読んでいます。
エーリッヒ・ケストナーをご存知ですか?
幼い頃に、本屋さんで買った記憶があるのは
岩波少年文庫の『エミールと探偵たち』です。
『星の王子さま』を読み終えたあと、
さぁ、次は何を読もうかなと思った時に、
表紙の挿絵がかわいいという理由だけで
レジに向かったのを覚えています。
ケストナーの
『わたしとわたし ふたりのロッテ』というタイトルのアニメとして
日本テレビの放送を見ていた人もいるかもしれません。
ジャンニ・ロダーリが『チポリーノの冒険』などで、
広く親しまれていることに比べると、
ケストナーに対する評価は、(私の周りでは)ちょっとイマイチ。
かなり手厳しい、皮肉屋さんですから…
どう感じるかは個人の自由、好みがはっきりと分かれそうな作家さんですが
もし食わず嫌いで読んでみる機会がなかった、という方がいらっしゃれば
ぜひケストナーも、ということで
『飛ぶ教室』の一節を紹介していきます。
クリスマス物語であり、たくさんの名言がちりばめられた作品です。
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334751050
ドイツ語が堪能な方は、こちらの原書も。
ドイツ語は始めたばかりで読めるわけもないのですが、
こちらも挿絵が好きで、眺めています。
記事の写真に使用したのはATRIUM社の原書。
語学の先生に「ケストナーをドイツ語で」みたいな話をすると
「今は使わない言葉だけど…」と本気で心配してくれる
ネイティブの先生もいらっしゃいましたから(笑)
初学者の私はこっそり進めておいた方が無難なんだろうなぁ。
年の瀬に向けて、世間はどんどんあわただしくなりますが、
外の活動は必要最小限にして、
部屋で落ち着いて片付けをしたり、読書をする時間を大切にしたいです。