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三体問題:その2


三体問題:その2

以前も一回取り上げた”三体問題”について書いてみます。

前回の復習で、三体問題とは何かを以下に引用しました。

タイトルの三体というのは、物理学の”三体問題”からきている様です。
”三体問題” とは、例えば、太陽と地球という二体の運動の関係性は精密に計算可能なのですが、
それが、物体が一つ増えただけで、3つの物体の運動の関係性は
予想不能で、計算出来ないらしいのです。

関係性の複雑性、多様性、意外性、不確実性は
その対象になる数が増えれば増えるほど増していきます。

これは複雑系と呼ばれるもので、いくら計算して予想しようと思っても出来ないのです。
いわゆる現代の科学というのは、個別的な条件の違いを無視して
特定の、特殊な条件と場合に特化して
その場合だけに成り立つ再現性のある法則といえます。

たとえば、星の運航軌道などはかなり正確に計算できます。
さらに、相対性理論を導入すればその精度は上がっていきます。

ですから、単純に科学は万能! みたいに錯覚しがちですが
実は計算できる現象の方が例外的で、ほとんどは計算できないのです。

三体問題はそれを象徴的にあらわしていて、二つの物体の運動は計算できても
たった一つ計算対象が増えて、対象が三つになっただけで
殆どの場合、計算不能になってしまうのです。

これを、人間関係に援用してみると
”私” 一人だけでも、訳が分からないのに、これに相手が一人増えて
”私と他の一人の他人” の関係は予測不能になってきます。
それが、三人、四人、五人.... と、さらに人数が増えていけ
カオス状態になって収拾がつかなくなります。

なんだか分からん!
となります。

でも、またこれが不思議なんですが、心理学者のユングなどが
言っているのは、そういった多人数の人間の集団には、
集団的無意識というのがあって、何かしらの複雑な共通した関係性が存在するのでは?
といった仮説もあるくらいで、
何かしらの、法則とは言えない、でも何かある法則みたいな

何か!

でも、人間は古来、その”何か” を直感的に分かっていて
それに則って生活していたのだと思います。

ですから、このせっかく備わっている感覚を活かして
毎日、毎日、瞬間、瞬間
生きていこうと
思います!

では、では。


定年前後の悩めるサラリーマンの悩みに
いっしょになって、じたばたする
変なオジサンの しんちゃん です。

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