「はじめての語用論 第1章 練習問題」の練習問題を解いてみました。
お久しぶりです。
以前一度だけ投稿しただけでそれ以降投稿せずにずっと放置してしまっていたのですが、せっかく登録したのなら使おうということで、今回から加藤重広・澤田淳編著の「初めての語用論 基礎から応用まで」という本の練習問題を解いていこうと思います。(とか言いつつ、三日坊主どころか一日坊主で終わりそうな気がしますが…)順に1章からしていこうと思っているので、自分の回答に何か意見したいことや訂正等あればご指摘いただければと思います。それでは、さっそく問題を見ていきましょうか。
1章 練習問題 問1
この問題は、Bの発言が重要になりそうなのは一目瞭然ですね。文の意味は2種類存在します。意味論的意味と語用論的意味です。前者は、ただ単純に文に表れている単語や表現の意味を足し合わせていった際に求められる意味の総和を指します。一方で、後者はそれに加えてコンテクストの影響を加味することで求められる意味も含みます。このことを念頭におくとよりこの問題における語用論的な情報は見えやすくなると思います。
つまり、Bの発話はただ単に「Edinburgh に今日行かなければならない。」という意味論的な意味だけを伝えようとしているのではありません。それに加えて、その直前の発話である「今すぐにここに来て欲しい」というAの要望を加味しているのです。つまり、この文の語用論的意味は「Edinburgh に今日行かなければならないので、今すぐにAの元へ行くのは難しい。」というような形になるのです。そして、このBの発話の語用論的意味を汲み取ったAは「木曜日はどうだい?」と別の日程を提案しています。
このような情報がこのコンテクストからは読み取れるのではないでしょうか?
1章 練習問題 問2
いやぁこれはおもしろそうだけど、ちょっと今日の私のスケジュール的にとけそうにないなぁ…笑これはお預けということにしときましょうかね。(いつか解きます。はい。「いつか」です。)
最後に
まだ1章なので問題も比較的易しめなんですかね。これから読み進めていこうと思っているので、見守っていただけると幸いです。次回は2章の練習問題を解くと思います。(一日坊主にならなければ…)何やらグライス語用論の章のようです。余裕があったら章の要約なんかもやってみたいですね。まあ、やると確約はできませんけど。それではまた。
参考文献
加藤重広、澤田 淳(編). (2020). 「はじめての語用論 基礎から応用ま
で」.研究者:東京.