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異常気象と母のこと

思えば最近の自分の周りの環境は異常。
小学生は下を向いてため息をつき疲れた疲れたとつぶやく。
若いママさんがケータイを肌身離さずベビーカーにまで専用の設置台を付けて動画を見ながら歩く。
電車の真ん中はガラガラなのに譲り合う気風はないからドア前がギューギューに混み合っている。
日本は綺麗だという外国人を裏切るレベルで道にぽいぽいなんでも捨てる人がいる。
異常気象の原因は地球温暖化だ、二酸化炭素の排出を削減するべきだ、と言いつつ寒ければ暖房、ちょっと暖かくなれば冷房、と身の回りの快適を確保するのに躊躇はない。

亡き母は寒ければ靴下を履いて動き回りなさいというタイプだった。危ないわよ?前を見て!と知らない人にも叫んでいた。たった1人がそうでも何も変わらないかもしれないけど、なんだか異常気象に象徴される不思議な閉塞感は加速的に私たち全部を苦しめてはいないだろうか。
 
なんて母を思い出している1日。

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