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トップページから読み解く、LINE NEWSが伝えたいこと

LINE NEWSのトップページは、編集部員が手動で運用している部分と、AIがユーザー個人の興味・関心に合わせて自動でニュースを掲載している部分があります。
スマートフォンの限られた画面に、「公共性」と「個人の興味・関心」が詰め込まれたトップページですが、それらがどのような意図で配置されているか、東京五輪・パラリンピックや衆議院議員総選挙の事例もふまえて解説していきます。

1.今知るべき主要なニュースを届ける

基本的にLINE NEWSのトップページは、よりユーザーに届けたい情報を上から下へ順に並べています。また、その中でも「全ユーザー共通で表示」「属性に応じて出し分け表示」のエリアが存在します。

枠付きトップニュース全体

まず、全ユーザーに共通で表示されているのが青い枠で囲った部分です。「大事で今知るべきニュース」という、その日その時の主要な時事・スポーツニュースが迅速に掲載されています。この部分は文字だけの見出しをつけた3本と、画像付きで見出しをつけた1本の計4本に数を絞ることで、編集部員同士の活発な議論と厳しい価値判断が行われ、LINE NEWSの"顔"とも言える場所になっています。

次に、黄の枠で囲った部分は、エンタメなど興味性が高いニュースを掲載しており、ユーザー属性で出し分けしながらも、かなりのユーザーに共通で表示されます。ここでは「世間で話題になっている&押さえておきたいニュース」「ユーザー同士の共通の話題のポイント」を確認できます。※後ほど詳しく解説します。

さて、赤い枠で囲った部分の画像付きニュースが気になった方も多いかと思います。

枠付きFORYOU

LINE NEWSには多くの提携媒体から大量のニュースを提供していただいています。この画像付きの記事のエリアは、その中から、AIがユーザーの興味・関心を学習して、ユーザーにフィットしたニュースを自動掲出している部分になり、それぞれのユーザーがトップページを訪れた瞬間に、「テーラーメイドなサービス」と感じていただけるようにしています。

上記が通常の編成になりますが、2021年10月31日に投開票が行われた衆議院議員総選挙のように、「国民全体に広く影響が見込まれ、注目度の高い出来事」もあり、通常の編成では掲出枠が少なくて伝わりきらないと判断するケースもあります。そのような場合、LINE NEWSがユーザーの興味・関心にどう応え、どのように「公共性」を打ち出したのか、実際の例を見ていきます。

枠付き衆院選

衆院選の公示翌日から投開票前日まで、ファーストビューからは外れますが、トップページで全てのユーザーに表示されていた特別なイベント枠が上の画像です。

特定の政党によらない多角的なラインナップをキープし、選挙に対する基礎知識など、幅広い層に選挙への関心を高めてもらえるような編成をしていました。

また、投票までの期間は有権者であるユーザーの投票行動をサポートするため、毎日新聞様の協力をいただき、候補者へのアンケートをもとに、ユーザーが重視する政策や社会問題のアンケートに答えることで政党やユーザーの選挙区の候補者とマッチングするコンテンツも用意しました。

枠付き投開票日

投開票日には、このイベント枠を「個人の興味・関心」エリアよりさらに上部に(トップページの最上部に)配置し、最も関心の高まる開票速報がファーストビューでリアルタイムに掴めるように更新しました。若いユーザーも多いLINE NEWSだからこそ、選挙への関心を高めてもらいたいという思いで、約10日間にわたり力を入れた取り組みでした。

また、7月から9月にかけて開催された東京五輪・パラリンピックの際にも、同様のレイアウトでトップページの最上部に設置し、選手たちの活躍の様子や当日のスケジュール・見どころなど、ユーザー共通の話題を作ることを意識しました。

枠付き東京五輪

2.共通の興味を喚起する

青の枠で囲った主要な時事・スポーツニュースに関しては第一に公共性を重んじる部分でしたが、黄の枠で囲ったニュース枠は掲載基準が少し異なります。

枠付きエンタメIMG枠

こちらは「話題になっている」「ユーザーからの関心が高い」ニュースを積極的に掲載しており、「興味を喚起させる」枠でもあります。そのため画像のインパクトが強いものを選んだり、見出しで興味を引いたりする工夫がされています。

そしてこちらのニュース枠に関しては、ユーザー属性でニュースを出し分けています。例えば、エンタメに関心のありそうな属性にはエンタメニュースが、スポーツに関心のありそうな属性にはスポーツニュースが掲載されます。

さらにトップページを下にスクロールしていくと、各カテゴリーから大きめのニュースをピックアップして掲載している枠が、特集や広告の間に挟まれています。こちらに関しても、ユーザー属性によって並びを変えています。

3.より深くニュースを知る

トップページを下にスクロールしていくと特に目立つ「特集枠」。基本的には、大きなニュースを詳しく掘り下げた「話題」へ遷移する枠です。ニュースの背景から最新の状況までをグラフィックや関連記事へのリンクなどを活用しながら、わかりやすくまとめたページになっており、長期間に及んで動いているニュースや、わかりづらい内容のニュースへの理解を深められるように、各種の情報が組み合わさったコンテンツになっています。

枠付き特集枠

難解なニュースをイラスト動画でわかりやすく、かつ面白く解説した「NEWS グラフィティ」も特集枠に掲載されます。

枠付きグラフィティ正

おわりに

ごく一部ではありますが、ユーザーが最も目にするトップページにおいて、LINE NEWSがどのようにニュースを届けているかを解説しました。

💡point💡
 ・「今知るべきニュース」を全ユーザー共通に日々届ける
 ・特別なイベント時は枠を増設してリアルタイム更新
 ・「共通の興味を喚起する」ニュース枠の運用
 ・よりニュースへの理解を深めるための取り組み
 ・ユーザー属性での出し分け、AIによって個人化された掲載も

これらに加え、すべてのユーザーに向けた号外通知や、受け取る情報をユーザーがカスタマイズできる「LINEスマート通知」などの手段を使って、LINE NEWSは公共性と個人の興味・関心を両立しています。
今後もユーザーひとりひとりにとって興味があるものを重視しつつも、編集部が届けたいニュースをいかに見てもらうかを意識し、誰にとっても便利でわかりやすく、生活をするのに必要な情報と知識が得られるニュース配信プラットフォームを目指していきます。


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