誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)都会の服と田舎の服
なんだか「都会のねずみと田舎のねずみ」みたいですが、洋服にも明らかに都会向けと田舎向けとがあります。
それぞれの方の住んでいる地域、活動範囲などによって、どちらがより必要かは変わってきます。
もちろん、これらの区切りは、はっきりしているわけではなく、グレーゾーンもあります。
私の住んでいる地域など、まさにそのグレーゾーンで、おまけに海に近いせいもあり、この地域を出なければ、かなりゆるい感じです。
田舎の一本道に、スーツを着て、ハイヒールで歩いていたら、それは明らかに場違いなわけです。
では、その逆だったらどうでしょうか。
最近の傾向として、この「田舎向けの洋服」が、都会にまで進出しているということが言えると思います。
都会の真ん中、たとえば銀座や新宿といった都会でも、田舎スタイルは堂々と通用するようになりました。
渋谷までいってしまうと、かなり混沌とした状態なので何でもありです。
今はやりのナチュラルスタイリングや山ガール風で銀座を歩いても、だれも奇異な目では見ません。(※2011年の話です)
真夏になれば、ビーチサンダルで歩いている人もいます。
それでも全く問題ないのです。
都会で受ける、能率、効率、スタイリッシュ、お金持ち風は、田舎では滑稽極まりないことになるのですが、田舎のスタイルを都会に持ち込むことは、問題がないだけでなく、ここ最近ずっと続いている流れなのです。
そうなると、私はめったに都会に行かないわという方には、こういった都会の服スタイルはほとんど必要なくなります。最低限のラインがあれば、事足ります。
この点も考えてワードローブを構築していきましょう。
ほかの人が必要だからといっても、必ずしもそれが自分に必要であるとは限りません。
自分がどこまで行動するかはライフスタイルにもつながります。
都会だけが生活ではありません。
もしかして、そのスーツはほとんど必要のないものなのかもしれません。
(2011・04・19)
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