NIZI Projectでアイドルよりもパクジニョン(JYPark)さんにハマった話をする
たまたま朝の番組スッキリでアイドルのオーディション番組を見かけた。昔みていたASAYANのようで懐かしさとともに、ああ、10代ってこういう事に夢見て頑張る子って一定いたよなぁ、と青春時代の青臭いイメージが頭をよぎった。コロナの影響で外も出られないし、たまたまHuluには既に入会していたので見てみるか。と思いNIZI Projectを見始めた。
はじめはオーディションのシーンからはじまるのだが、パクジニョンさんという韓国の大物プロデューサーが審査するという。ASAYANをみるような気持ちでみていたため、韓国のつんくさんみたいな感じなのか?と思いながら鑑賞。ちょっと見始めると、このおじさん、言う事がめちゃくちゃ的確である。もちろん、まだ素人の女の子達がアイドルを目指してオーディションを受けている。つまり海の者とも山の者とも言えない状態でザ・原石!!!である。しかしながらこれがおもしろいのだ。原石の中から的確に素質を見抜く、ジニョンさんの評価が痛快で溜まらないのである。
例えば後に追加合格するリリアちゃんのシーンでは、音程がずれていることを指摘。しかしながらダンスには緩急があり、才能が有ることを瞬時に見抜いている。このおじさん、ただ者ではない。
正直な所、私はアイドルという商売に対してあまりハマることはなかった。むしろ宝塚の方が好きだった。統制が取れたダンス、隙をみせない仕草。容姿だけが良くても宝塚ファンは手厳しい。SNSでの評判は的を得ているものもある。例えばビジュアルはよくても歌はちょっとねぇ、と言われたり、演技力はあってもダンスがねぇ、と言われたりする世界だった。いわば、ひとつの才能だけでなく、様々な要因をクリアーしていってこそのスターというわけである。
その点、パクジニョンさんが言う事は至極的を得ているのである。NIZI Projectではキューブを集めてネックレスを完成させるという演出がある。
ダンス (イエローキューブ)
ボーカル (グリーンキューブ)
スター性 (レッドキューブ)
人柄 (ブルーキューブ)
この4つのキューブが全て埋まれば次のステップにすすめるという。つまり、総合力が必要なのだ。そして、ジニョンさんは先ほどの通り、見抜く力をお持ちなのでキレッキレの切れ味で的確な審査をしてかれるので痛快なのである。
更に、ジニョンさんの魅力をお伝えしよう。
パクジニョンさんはただのおじさんではなかった。ご本人がそもそもキレッキレに踊れるのである。そしてハチャメチャに歌もうまいのである。
オーディションの合間に彼自身がたぬまぬ努力でこのスキルを身につけてきた事を明らかにするシーンが随所に現れる。例えば、前出のリリアちゃんに対して、体重管理をジニョンさんは促すシーンがあるのだが、その際にジニョンさんは自身も歌手生活で体重管理が一番難しいと感じていた事を明かしている。その上で、ダンスを上手に踊りたいから、だから食事を節制していることを打ち明けるである。自分に出来ない事を他者に求めているわけではない、と伝えているのである。
もちろん、体重管理など昨今のご時世ではデリケートに取り扱うべき話題であるとは思う。しかしながらパクジニョンさん自身の美学を感じ、心が動かされたエピソードであった。
毎回、パクジニョンさんの美学に触れる一言が出てくる事が何より楽しみになってしまった。
「過程が結果を作り、態度が成果を生むからです」
努力してきた人が紡ぎだすひとつの知恵をわけて頂いているような気持ちになった。
最後に私がとても気に入ったジニョンさんの動画を貼付けておくので是非みてほしい。
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