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スリランカから、ヤシガラ 。

スリランカというと、まずは紅茶を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。「セイロンティー」として、世界中で飲まれているスリランカを代表する産業です。

紅茶と並ぶスリランカの代表的な産業が、ヤシガラ関連製品です。
ヤシガラ=ココナツヤシの殻は加工すると、その繊維部分はタワシやホウキの元老です。

殻の硬い部分は土壌改良材(培養土みたいなものをイメージして下さい)として活用されます。

我々はこの土壌改良材(ココピート、ハスクチップなどと呼ばれます)を輸入しています。でも、商品名を聞いてもなかなかどんなものかイメージがつかない方も多いでしょう。


意外と私たちの日常にも存在はしているのですが、目に触れる事はあまり多くはありません。
一番身近なところですと、ホームセンターの店頭や、園芸ショップで販売されている、園芸用培養土の原料として使われています。
少し専門的な用途ですと、緑化事業や法面加工、野菜・果実や花卉などの育苗培土・育苗基材としても活用されています。

ヤシガラ関連商品の生産・製造地は、スリランカでも地方部に位置しますので、観光で現地を訪れたとしても目にする機会はなかなかないかと思います。しかし収入源の乏しい同国の地方都市では、大事な産業として機能しており、多くの雇用創出にも役立っています。


日本ではまだまだこれからの原料ではありますが、今後成長が見込まれる、性能・機能的にも優れた原料と言えます。

イマドキでもオシャレでもない、かなり地味な仕事です。こんな商品を輸入してます。

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